円覚寺跡(読み)えんかくじあと

国指定史跡ガイドの解説

えんかくじあと【円覚寺跡】


沖縄県那覇市首里当蔵(しゅりとうのくら)町にある寺院跡。首里城の北麓ハンタン山の入り口にある沖縄第一の巨刹。臨済宗総本山、かつ尚王家の宗廟(そうびょう)であったことから、沖縄の貴重な仏教遺跡として、1972年(昭和47)に国の史跡に指定された。1497年(弘治10)、尚真王が京都の臨済宗僧芥隠(かいいん)を開山として創建。鎌倉円覚寺にならって禅宗七堂伽藍(がらん)を備え、同時に宗廟「御照堂」を建てたといわれ、山門外に池と石橋を築造、寺前に円鑑池・弁財天堂を造った。第2次大戦まで、古色蒼然とし荘厳を極め、伽藍のほとんどを備えていたが、戦災と戦後の破壊で旧観を失った。放生池と重要文化財に指定されている放生橋、石階・石垣の一部は遺存し、総門・両脇門とそれにつづく石垣、弁財天堂と天女橋が修復されている。那覇市内バス「当蔵」下車、徒歩すぐ。

出典 講談社国指定史跡ガイドについて 情報

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