出力(読み)シュツリョク(その他表記)output

翻訳|output

デジタル大辞泉 「出力」の意味・読み・例文・類語

しゅつ‐りょく【出力】

[名](スル)ある装置機構入力変換・処理して外部エネルギー仕事を送り出すこと。また、そのエネルギーや仕事。例えば、発電機が提供する電力、オーディオ装置が出す音声コンピューターから読み出す情報など。アウトプット。⇔入力

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「出力」の意味・読み・例文・類語

しゅつ‐りょく【出力】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 入力を受けた機械・機構が、それによって働いて、仕事として外部へ出すことのできる能力。発電機、発動機増幅器などではワット馬力で表わす。
    1. [初出の実例]「水力電気の渇水による出力減少と」(出典:経済実相報告書(1947)二)
  3. 入力を受けた機械、機構が、それによって働いて外部に放出する結果。たとえば、データとプログラムを受けたコンピュータが放出する計算結果など。アウトプット。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「出力」の意味・わかりやすい解説

出力
しゅつりょく
output

自然科学とくに工学分野でシステムから出てくるものすべてをいい、アウトプットともいう。電気工学においては、回路または装置から送り出される電圧電流、電力のほか、たとえばラジオから出てくる音のように、機器から送り出されるものを出力という。コンピュータに代表される情報工学の分野では、(1)データ処理の結果、出てくるデータあるいは情報、(2)コンピュータから外部の装置へ送り出されるデータ、(3)コンピュータのモニターの表示(画面出力)やプリンターからの印刷物(印刷出力)などをいう。

[布施 正・吉澤昌純]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

普及版 字通 「出力」の読み・字形・画数・意味

【出力】しゆつりよく

努力。

字通「出」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の出力の言及

【仕事率】より

…出力,工率ともいう。定常的にエネルギーの供給を受けて作動する機械,または機関などが,外部に対し時間的に一定の割合でする仕事を表す量。…

※「出力」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む