デジタル大辞泉 「切上げる」の意味・読み・例文・類語 きり‐あ・げる【切(り)上げる】 [動ガ下一][文]きりあ・ぐ[ガ下二]1 区切りをつけて終わりにする。「仕事を早めに―・げる」2 計算で、求める位未満の端数を1として一けた上の位の数に加える。「小数点以下を―・げる」⇔切り捨てる。3 通貨の対外価値を高くする。「ドルを―・げる」⇔切り下げる。[類語]やめる・打ち切る・よす・断つ・中止する・とりやめる・休止・停止・中断・中絶・ストップ・沙汰止み・お流れ・立ち消え・途絶・断絶・手を引く・放り出す・見合わせる・見送る・思いとどまる・踏みとどまる 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「切上げる」の意味・読み・例文・類語 きり‐あ・げる【切上】 〘 他動詞 ガ下一段活用 〙 [ 文語形 ]きりあ・ぐ 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙① 一応そこで終わりにする。一段落をつける。[初出の実例]「何分にも長き物にて、実は倦果候故、はやく切り上げ度存候へども」(出典:殿村篠斎宛馬琴書簡‐文政五年(1822)閏一月一日)② 計算で、求めようとする位未満の端数を取り去り、求めようとする位に一を加える。⇔切り捨てる。[初出の実例]「父は往復の旅費の端数を大きく切り上げたくらいの額のお金をくれるのだった」(出典:不意の声(1968)〈河野多恵子〉)③ 通貨の対外価値を高くする。「平価を切り上げる」「円を切り上げる」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例