デジタル大辞泉
「打切る」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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うち‐き・る【打切】
- 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙
- ① 断ち切る。
- [初出の実例]「持たる剣を以て三(みきた)に其の弓を截(ウチキ)る」(出典:日本書紀(720)崇峻即位前七月(図書寮本訓))
- 「馬の足にかかりける大網どもをばふつふつとうちきりうちきり」(出典:平家物語(13C前)九)
- ② 刀で傷つけたり殺したりする。
- [初出の実例]「乱れ入て此の女共を打ち切り、射る」(出典:今昔物語集(1120頃か)五)
- ③ 物事を途中で終わりにする。中止する。
- [初出の実例]「又とない好機をここで打ち切って」(出典:竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈長与善郎〉竹沢先生と虚空)
- ④ 一定の限度以下にとどめる。
- [初出の実例]「かねてたくみし事なれば、又ひらよみに蒔き直し、五したに打きり」(出典:浄瑠璃・大職冠(1711頃)四)
- ⑤ カルタで、切札を出して他人の札を押え取る。
- [初出の実例]「親がうちきろふと云により、二くづした」(出典:咄本・鹿の巻筆(1686)三)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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