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加計呂麻島 かけろまじま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

加計呂麻島
かけろまじま

鹿児島県南部,奄美大島本島の南西にある島。瀬戸内町に属する。サトウキビ栽培が主産業で,ウシ,ブタの飼育,漁業も行なわれる。奄美大島本島との間に大島海峡があり,風景が美しい。一帯は奄美群島国立公園に指定されている。最高点は南西端の加崎岳 (321m)。諸鈍(しょどん)地区には平家伝承の民俗芸能といわれる諸鈍芝居(しょどんしばや)が伝わり,国の重要無形民俗文化財古仁屋とを結ぶ定期船がある。面積 77.15km2。人口 1704 (2000) 。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

加計呂麻島

約77平方キロの東西に細長い島で、山と海に区切られて点在する30集落に1500人弱が住む。映画「男はつらいよ」の最終作「寅(とら)次郎紅の花」が撮影され、故・渥美清さんが演じた寅さんが「今も暮らす」と言われている。09年には島全体が「にほんの里100選」(朝日新聞社・森林文化協会選定)に選ばれた。

(2011-10-31 朝日新聞 朝刊 鹿児島全県 1地方)

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デジタル大辞泉の解説

かけろま‐じま【加計呂麻島】

鹿児島県、奄美(あまみ)大島の南にある島。面積77.15平方キロメートル。大島郡瀬戸内町に属す。佳奇呂麻島(かきろまじま)。

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世界大百科事典 第2版の解説

かけろまじま【加計呂麻島】

鹿児島県奄美大島の南西方に大島海峡を隔ててある島。大島郡瀬戸内町に属する。面積77.15km2,人口1738(1995)。全島山がちで平野に乏しく,海岸は屈曲に富む典型的なリアス海岸をなす。大島海峡に臨む薩川湾は1920年から第2次大戦終了まで軍港として利用された。作家島尾敏雄が大戦末期特攻隊長をしていた所で,《出発は遂に訪れず》などの小説で有名になった。〈ノロ(祝女)〉の神事や〈諸鈍(しよどん)シバヤ(芝居)〉など古い民俗や風習が残っている。

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大辞林 第三版の解説

かけろまじま【加計呂麻島】

鹿児島県奄美諸島の一島。大島海峡をはさんで奄美大島と対する。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔鹿児島県〕加計呂麻島(かけろまじま)


鹿児島県奄美大島(あまみおおしま)の南方、狭く長い大島海峡を隔てて対する島。面積77.4km2。大島郡瀬戸内(せとうち)町に属する。標高326mの加崎(かざき)岳を最高点とする山がちの島で、リアス式沈降海岸が発達。諸鈍芝居(しょどんしばや)は国指定の重要無形民俗文化財。大島海峡沿岸と南東岸および北東岸の一部は奄美群島国定公園に属す。サトウキビ栽培と沿岸漁業・養殖漁業が盛ん。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

加計呂麻島
かけろまじま

鹿児島県、奄美(あまみ)大島の南西に大島海峡を隔てて位置する島。北緯28度付近にあたる。大島郡瀬戸内(せとうち)町に属する。面積77.39平方キロメートル。周囲が沈水性の地形であるため、湾入や岬の多い複雑な海岸線を示す。島の長軸は北西―南東方向。海岸部には低平地が少なく、海面からいきなり山地となる。最高点は弓師(ゆみし)岳で314メートル。大島海峡に面する入り江は水深が深く、両島によって風も遮られるため、台風時の避難港に利用される。地質は大島本島より続く、珪岩(けいがん)、砂岩、粘板岩などが主体。小集落が海岸部に点在するが、かつては陸路の交流が少ない孤立状態であったせいか、現在残っている習俗などにそれぞれの特色があり、諸鈍(しょどん)地区の諸鈍芝居は国の重要無形民俗文化財に指定されている。交通は本島の古仁屋(こにや)港との間に定期便がある。ハブの多いことでも知られる。人口1516(2009)。[塚田公彦]

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