デジタル大辞泉
「北杜市」の意味・読み・例文・類語
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北杜〔市〕
ほくと
山梨県北西部,八ヶ岳や赤石山脈などの山間に位置する市。北部と西部が長野県に接する。 2004年明野村,須玉町,高根町,長坂町,大泉村,白州町,武川村の7町村が合体。 2006年小淵沢町を編入。日照時間が長く,釜無川やその支流を中心とした水資源にも恵まれるため,農業が盛ん。米のほか,高原野菜,花卉,果樹などを栽培し,武川米や浅尾大根などの特産品がある。首都圏などからのアクセスが比較的容易なことから,観光地や別荘地としても知られる。北部の清里は第2次世界大戦後に開かれた酪農地域で,観光・保養地としても開発が進んだ。北東部にはラドン含有量の多い増富ラジウム温泉がある。国指定重要文化財の八代家住宅,旧平田家住宅,国指定史跡の金生遺跡,谷戸城跡があり,根古屋神社の大ケヤキ,美森の大ヤマツツジ,山高神代ザクラ,万休院の舞鶴マツは国の天然記念物に指定されている。市域の一部は秩父多摩甲斐国立公園,南アルプス国立公園,八ヶ岳中信高原国定公園,南アルプス巨摩県立自然公園に属する。中央自動車道のインターチェンジがあるほか,国道 20号線,141号線,JR中央本線,小海線などが通る。面積 602.48km2。人口 4万4053(2020)。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報