なが‐さか【長坂】
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 長い坂。
- [ 2 ]
- [ 一 ] 静岡県三島市の笹原新田と三ツ谷新田との間にある東海道の坂。
- [初出の実例]「三嶋へ二里あり。なが坂、下長坂、ひたくだりに下りける」(出典:仮名草子・東海道名所記(1659‐61頃)二)
- [ 二 ] 京都市北区鷹峰(たかがみね)から北桑田郡京北町へ抜ける周山街道(丹波街道)の坂道。京都七口の一つ。
- [初出の実例]「長坂をへて丹波路へおもむく」(出典:平家物語(13C前)九)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 
長坂
ながさか
山梨県北西部、北巨摩郡(きたこまぐん)にあった旧町名(長坂町(ちょう))。現在は北杜(ほくと)市の中央部を占める一地区。1955年(昭和30)日野春(ひのはる)、秋田、清春(きよはる)の3村が合併して町制改称。同年、小泉村を編入した。2004年(平成16)須玉(すたま)町、高根(たかね)町、白州(はくしゅう)町、明野(あけの)村、大泉(おおいずみ)村、武川(むかわ)村と合併、市制施行して北杜市となる。旧町域は、八ヶ岳(やつがたけ)南麓(なんろく)にあり、JR中央本線、小海(こうみ)線が通じ、中央自動車道の長坂インターチェンジがある。米作と養蚕を主とする農村であったが、近年は高冷地野菜や花卉(かき)栽培などが中心。また、工場の進出や観光地化が著しい。バルブ、電子部品の工場があり、小泉地区には小海(こうみ)線甲斐(かい)小泉駅を中心に高原保養地として別荘や夏季施設などが多い。中央本線長坂駅付近には商店、官庁や金融の出先機関が集中し、八ヶ岳南麓の一中心地をなしている。北部は八ヶ岳中信高原国定公園域。
[横田忠夫]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
Sponserd by 
長坂
ながさか
山梨県北西部,北杜市中西部の旧町域。八ヶ岳南麓にあり,北部は権現岳の山頂に達する。 1955年日野春村,秋田村,清春村の3村が合体し町制施行。同年小泉村を編入。 2004年明野村,須玉町,高根町,大泉村,白州町,武川村と合体して北杜市となった。北部の高原では第2次世界大戦後の入植で酪農が行なわれ,トマトなどの高冷地野菜の栽培が取り入れられた。南部では米作や養蚕が盛んであったが,近年は工業も立地。大八田 (おおばった) にある清光寺は,源氏の勢力を甲斐に定着させた源清光の墓所。八ヶ岳中信高原国定公園に属する。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
Sponserd by 
長坂[町]【ながさか】
山梨県北西部,北巨摩(きたこま)郡の旧町。中央本線,中央自動車道が通じる。北部は八ヶ岳南麓の高原で,集団酪農地帯をなし,高原野菜栽培も盛ん。南部では養蚕などが行われる。2004年11月北巨摩郡須玉町,高根町,白州町,明野村,大泉村,武川村と合併し市制,北杜市となる。40.86km2。9507人(2003)。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
Sponserd by 
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
Sponserd by 
普及版 字通
「長坂」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
Sponserd by 
出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
Sponserd by 