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北面の武士 ほくめんのぶし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

北面の武士
ほくめんのぶし

平安時代,院の御所の北面 (きたおもて) にいて,院中を警固した武士。四位,五位のものを上北面,六位のものを下 (げ) 北面といった。白河上皇のとき,設置された。

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デジタル大辞泉の解説

ほくめん‐の‐ぶし【北面の武士】

院の御所の北面に詰め、院中の警備にあたった武士。白河上皇の時に設置され、院直属の武力として重きをなした。北面の侍。

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百科事典マイペディアの解説

北面の武士【ほくめんのぶし】

院司(いんし)の一つ。院の御所の北面で警衛にあたる武士。白河上皇の時創設。員数は不定。上皇に直属,院政を支える重要な武力。→西面の武士
→関連項目西行源光行

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世界大百科事典 第2版の解説

ほくめんのぶし【北面の武士】

北面とは,院の御所の北面を詰所として上皇の側近に仕え,身辺の警衛あるいは御幸に供奉(ぐぶ)した地下(じげ)の廷臣,衛府の官人らをいう。院司の一つで院の北面とも。白河院政開始後ほどなく創設され,はじめのうちは〈御寵童〉なども含んでいた。諸大夫以上を上(しよう)北面,五,六位の譜代の侍を下(げ)北面と呼ぶ。下北面は白河院死去のときに合わせて80余人に及んでいたが,そのなかには武士が多くとりこまれていた。

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大辞林 第三版の解説

ほくめんのぶし【北面の武士】

院の北面に詰めて近侍した武者。四位の者を上しよう北面、五位・六位の者を下北面と呼び、院の武力組織の中心。白河院のとき初めて設置。北面の者。きたおもて。

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世界大百科事典内の北面の武士の言及

【白河天皇】より

…院政を支える近臣団には受領層や,葉室顕隆など院との個人的関係ことに乳母関係や寵幸等によって抜擢された中・下級の貴族や実務官僚たちがあり,また源氏,平氏等の武士があった。院直属の武力の〈北面の武士〉は白河院のときにはじまる。院が自己の武力を必要としたのは,父の意に反して皇位継承から排除した輔仁親王をめぐる勢力への警戒心や,延暦寺,興福寺等武力を背景にはなはだしくなった嗷訴の防御もその理由とされる。…

※「北面の武士」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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