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半坡遺跡 はんぱいせきBan-po

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

半坡遺跡
はんぱいせき
Ban-po

中国陝西省西安の東 8kmさん河にのぞむ台地にある仰韶文化遺跡。半坡類型文化の標準遺跡となっている。 1954年から中国科学院考古研究所によって発掘が行われ,住居址,墳墓,貯蔵穴など多くの遺構が発見された。住居址は方形のほか円形や楕円形もあり,その構造には半地下穴式と平地式とがあり,出土した彩陶は動物文様が多いが,幾何学文様もみられ,蔬菜の栽培,家畜の飼育も行われていたことが知られる。遺構と遺物は現地の半坡博物館に展示,保存されている。

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百科事典マイペディアの解説

半坡遺跡【はんぱいせき】

中国,陝西省西安の東郊にある仰韶(ぎょうしょう)文化半坡類型の標準遺跡とされる集落遺跡。中国読みではパンポー遺跡。1953年発見され,1954年以降,中国科学院考古研究所が調査。
→関連項目廟底溝遺跡

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世界大百科事典 第2版の解説

はんぱいせき【半坡遺跡 Bàn pō yí zhǐ】

中国,陝西省西安市の東約6kmにある新石器時代仰韶(ぎようしよう)文化半坡類型の標準遺跡。1953年に発見され,54年から57年まで5回にわたり中国科学院考古研究所が調査し,また71年には半坡博物館が調査した。遺跡は滻河の東岸800m,河床から高さ9mの台地にあり,文化層の厚さは約3mで4層からなる。住居址,貯蔵穴,墓葬,家畜を飼った柵囲いのほかに,9000点近くの遺物が発見された。集落は幅および深さそれぞれ5~6mの環濠で囲まれ,その北に共同墓地,東側に土器を焼いた窯址がある。

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大辞林 第三版の解説

はんぱいせき【半坡遺跡】

中国、陝西省西安市郊外の仰韶ぎようしよう文化期の遺跡。環濠集落跡と共同墓地が発掘され、土器・骨角器・石器などが多数出土。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

半坡遺跡
はんぱいせき

中国、陝西(せんせい)省西安(せいあん)市東方にある新石器時代初期の農耕村落遺跡。1954~57年に中国科学院考古研究所によって五次にわたる調査が行われた。北の渭河(いが)と南の秦嶺(しんれい)山脈に挟まれた厚い黄土からなる台地上にあり、溝によって内外に二分されている。内には住居址(し)46、集会場、家畜小屋2、小児墓、外には成人用土壙(どこう)墓、窯址(ようし)があり、200余の貯蔵穴は、内部を重点に両部にまたがっている。貯蔵穴から粟皮(ぞくひ)、蔬菜(そさい)種子が出土したことによって、畑作系農耕の存在が証明され、また家畜飼養もブタ、イヌ、ヒツジ、ニワトリ、ウシ、ウマの骨の出土によって明らかとなった。土器は農耕を反映して、細泥で製作された精美な(わん)・盆などの飲食器、同巧の瓶(へい)・長頸壺(ちょうけいこ)の水器、缶・甕(かめ)の煮沸・貯蔵器に分化し、飲食・水器には人面、魚、幾何文(きかもん)などの彩文が付されている。石器は農具、工具、すり石が出現し、打製石器も多いが、小形石斧(せきふ)、石(せきさん)は精巧な磨製品となっている。[下條信行]

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世界大百科事典内の半坡遺跡の言及

【竪穴住居】より

…入口を入ったところに炉が設けられている。このような方形平面の竪穴住居は,同文化の半坡遺跡にもあり,12m×10mという大型で,床の4本柱は長いが外周の柱と壁は低く,屋根は地面まで葺き下ろしていたと考えられる。また同時に,径6m前後の比較的小型で円形平面の竪穴住居もあり,円錐形の屋根を地面まで葺き下ろしたものと,周壁で支えて地面まで葺き下ろさないものの両者の存在が考えられている。…

※「半坡遺跡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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