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単身赴任 たんしんふにん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

単身赴任
たんしんふにん

家族もちの雇用労働者が,企業の転勤命令などによって単身で地域移動をすること。農村からの出稼ぎ者も出稼ぎ先では雇用労働者となることから,広義では彼らも単身赴任者に含められる。夫の単身赴任を理由に残された妻子が一家心中をするという事件 (1984) や,単身赴任を命ぜられた旧国鉄の幹部職員が宗教上の理由でその命令を拒否して退職するという出来事 (1985) などを通じて,単身赴任の問題点は社会的に大きく注目された。家庭生活に及ぼす影響としては,単身赴任者の健康管理の困難さ,二重生活による家計の負担増,家族間のコミュニケーションの減少などがあげられている。今日では,男女雇用機会均等法によって総合職を選択した女性にも,転勤に伴う単身赴任の可能性は増大している。

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百科事典マイペディアの解説

単身赴任【たんしんふにん】

家族を持つ就労者が本人一人で任地へ赴く就労・生活形態。子どもの生活(主に教育)環境を変えない,持ち家を維持管理する,配偶者の就労などが主な理由で,特に共働きの夫婦が増加するにつれて単身赴任も増えている。単身赴任者の割合は従業員1000人以上の大企業が高い。単身赴任を選択せざるをえない転勤が,企業の人事管理の手法に取り入れられ,従業員にとっては事実上,昇進の踏み絵となる場合も多く,特に1986年に施行された男女雇用機会均等法に対して,企業側が導入したコース別人事管理制度のなかでは,転居をともなう転勤を拒まないことが,総合職(将来の管理職・役員までの昇進の可能性をもつ)採用の条件とされた。

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人材マネジメント用語集の解説

単身赴任

・自宅通勤ができない地域への転勤を命ぜられた場合、子供の教育、家族の病気出産などを理由に単身にて勤務地へ赴任すること。
・経済的ならびに精神的な負担が大きくなるため、別居手当や帰省交通費等といった経済的援助が会社から実施されることもある。

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大辞林 第三版の解説

たんしんふにん【単身赴任】

遠方へ転勤する際、家族を残して、本人だけが任地へ赴くこと。

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