原ノ辻遺跡(読み)はるのつじいせき

百科事典マイペディアの解説

原ノ辻遺跡【はるのつじいせき】

長崎県壱岐(いき)市にある弥生(やよい)時代の集落遺跡。古くからたびたび調査が行われているが,1991年,三重にめぐる環濠と住居跡,箱式棺,甕棺(かめかん)が発掘された。銅剣,鏡,鉄器,管玉,ガラス玉貨泉などが出土。《魏志倭人伝》の一支(いき)国の中心地と見られる。

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世界大百科事典 第2版の解説

はるのつじいせき【原ノ辻遺跡】

長崎県壱岐郡芦辺町と石田町にかけて存在する弥生時代遺跡。壱岐島の南東部の水田に突出する低段丘上にあり,大正時代から銅鏡銅鏃骨角器などが発見されて注意されるようになった。1951‐53年の東亜考古学会の調査では大溝や住居跡が調査され,中期の下層で土器や石器など,後期の上層では鉄斧・鉄鋤先・鉄鉇などの鉄器や中国の新代の貨幣である貨泉と漢式土器などが発見されたことから,日本における初期鉄製品を考えるうえで重要な遺跡とされてきた。

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