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古画品録 コガヒンロク

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デジタル大辞泉の解説

こがひんろく〔コグワヒンロク〕【古画品録】

中国南斉の画家、謝赫(しゃかく)が著した画家品評の書。1巻。現存する中国最古の画論として知られ、序に挙げられた絵画の規範、六法(りくほう)は有名。→六法

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百科事典マイペディアの解説

古画品録【こがひんろく】

中国,南斉の謝赫(しゃかく)が6世紀前後に著した中国現存最古の画論。三国時代以後の画家27人を短評し,6品に分類,序文に記された六法は後世評画基準・画論の基礎概念となった。
→関連項目気韻生動

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世界大百科事典 第2版の解説

こがひんろく【古画品録 Gǔ huà pǐn lù】

中国,5世紀の人,謝赫(しやかく)の撰になる現存最古のまとまった中国画論。《古画品録》そのものは532年から549年の間に成ったと考えられる。三国の呉の曹不興から梁の陸杲(りくこう)(532年没)まで27人の画家を技量に応じて6段階に品等し,それぞれの画家について簡単な論評を加えたもの。〈画品〉と称されるこの種の書物の最初のものでもある。自序に掲げられた〈六法〉は特に重要であり,絵画を制作し論じるうえでの基準として永く尊重された。

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大辞林 第三版の解説

こがひんろく【古画品録】

中国の画論。一巻。南斉の謝赫しやかくが、六世紀に画家評をまとめた現存最古の画論。絵画の理想を論じた六つの規範、六法が著名。 → 六法

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

古画品録
こがひんろく

中国、南北朝時代、南斉(なんせい)の謝赫(しゃかく)が著した画論書。6世紀前半に成立。呉の曹不興(そうふこう)から南斉末期までの名画家27人を批評したもので、自序に画品の規準としての六法を定めている。気韻生動(きいんせいどう)(画が生き生きとして生命感にあふれていること)、骨法用筆(こっぽうようひつ)(デッサンがしっかりしていること)、応物象形(おうぶつしょうけい)(ものの形をリアルにとらえること)、随類賦彩(ずいるいふさい)(ものそれぞれに着彩すること)、経営位置(けいえいいち)(構図を考えくふうを凝らすこと)、伝移模写(でんいもしゃ)(古画の模写をもって上達の秘訣(ひけつ)とすること)がそれで、これらは画人の心得として、また画論の根本として重んぜられることとなり、謝赫の名を不朽のものとした。[吉村 怜]

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世界大百科事典内の古画品録の言及

【画論】より

…しかし本格的に始まるのは六朝以後であり,現存するまとまった著作としては,東晋の顧愷之(こがいし)の《論画》《魏晋勝流画賛》《画雲台山記》が最も古い。六朝時代にはこのほか,宗炳《画山水叙》,王微《叙画》,孫暢之(そんちようし)《述画記》,謝赫(しやかく)《古画品録》,姚最(ようさい)《続画品》などがある。すでに山水画論が出現したことも注目されるが,この時代の特色は,画家や作品をもっぱら品等によって論評したことである。…

【謝赫】より

…人物画,特に肖像画を得意とし,一度対面すれば,髪一筋も違うことなく再現したと伝えられ,服装髪型なども当世風のモダンなデザインにとりかえるなど,新しい画風を始めたという。論画の書物で現存最古とされる《古画品録》の著者で,27人の画家を6品に分類してその優劣を批評した。なかでもその序にみえる〈六法〉は,謝赫の創唱ではないが,最古の言及として名高い。…

【六法】より

…中国絵画における規範を表す用語。六朝斉の画家謝赫(しやかく)の《古画品録》(《古今画品》)に見える。画品とは画の優劣の品等,すなわちランクづけすることで,六法は品等の基準となる概念であり,法は原理または要素,あるいはその両者を含んだ意味をもつ。…

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