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可逆電池 かぎゃくでんちreversible cell

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

可逆電池
かぎゃくでんち
reversible cell

ダニエル電池鉛蓄電池などのように,開回路の状態で正極負極がともに平衡状態にある電池。たとえば銅/硫酸銅溶液の電極系と亜鉛/硫酸亜鉛溶液の電極系とを組合せたダニエル電池では,素焼のような隔膜で両溶液をへだててあり,両極を導線で結ばないかぎり,いずれの電極系もほぼ平衡状態にあり,可逆電池とみなせる。これに対して硫酸溶液に銅と亜鉛を浸しただけのボルタ電池の場合には,開回路の状態で銅電極の平衡を決定する反応がない。また亜鉛も開回路の状態で水素を発生しながら亜鉛 (II) イオンとして溶解する非平衡な電極系であり,ボルタ電池は可逆電池とみなせない。

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デジタル大辞泉の解説

かぎゃく‐でんち【可逆電池】

放電によって化学変化を起こした電極電解液が、充電によって再びもとの状態に戻るように作られた電池。蓄電池など。

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百科事典マイペディアの解説

可逆電池【かぎゃくでんち】

電池から電流を取り出すと電極および電解液に変化が起こるが,外からこの電池の起電力よりわずかに大きい電圧を逆に加えて反対方向の電流を通ずると,前とは逆の変化が起こってもとの状態に復帰する電池を可逆電池という。

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世界大百科事典 第2版の解説

かぎゃくでんち【可逆電池 reversible cell】

可逆電極の組合せからなる電池。可逆電極とは電極電位を平衡電極電位よりわずかに高くすると電極反応が酸化方向に移動し,逆にわずかに低くすると還元方向に移動して,最初の放電前の状態に復帰する電極をいう。電池の平衡電位はネルンストの式に従い,外部から電池内に通ずる電流の方向を変えると電池反応も逆に進行する。蓄電池(二次電池)とよばれるものはこの例である。【笛木 和雄】

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大辞林 第三版の解説

かぎゃくでんち【可逆電池】

その電池の起電力よりもわずかに大きい逆向きの電圧を加えると、放電の時と逆向きの反応が起こって、充電が行われる電池。鉛蓄電池など。

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