名取[市](読み)なとり

百科事典マイペディア 「名取[市]」の意味・わかりやすい解説

名取[市]【なとり】

宮城県中部,仙台市の南に接する市。1958年市制。中心の増田奥州街道宿場町として発達。名取川河口の閖上(ゆりあげ)は漁港で,仙台城下への玄関口であった。名取川下流域は名取耕土と呼ばれる肥沃平野で,酪農や果実・花卉(かき)栽培など近郊農業も盛ん。東北本線が通じ,南東部の岩沼市にかけて国際空港の仙台空港があり,仙台空港鉄道が名取駅から通じる。仙台市の衛星都市として,住宅地化,工業地化が進む。東日本大震災で,市内において被害が発生。98.17km2。7万3134人(2010)。

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