名目的(読み)メイモクテキ

デジタル大辞泉 「名目的」の意味・読み・例文・類語

めいもく‐てき【名目的】

[形動]実質が伴わず、表向き理由体裁だけが備わっているさま。「名目的な賃上げ」
[類語]体良く空空しい白白しいわざとらしい心にもない受け流す取り繕う繕う猫をかぶる見せかけ表面的薄っぺら浅薄あさはか皮相上面上辺表面外面的平面的化けの皮外見がいけん外見そとみ外面がいめん外面そとづら表向き見掛け外観みてくれ見た目見栄えなりふり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「名目的」の意味・読み・例文・類語

めいもく‐てき【名目的】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 実質がそぐわないで表面上の体裁や理由だけは備わっているさま。また、名目を重んじるさま。
    1. [初出の実例]「徴用だのなんだのとうるさくなって名目的に結婚する必要があったので」(出典:続戦争と一人の女(1946)〈坂口安吾〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android