営林署(読み)えいりんしょ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

林野庁所管する国有林の管理・経営にあたっていた地方支分部局。農林水産省設置法 (昭和 24年法律 153号) 31条・34条に基づき,営林局営林支局の下におかれていた。 1886年の大小林区署官制 (明治 19年勅令 18号) が 1925年営林局署官制 (大正 13年勅令 366号) に改められ設けられた機関である。国有林野および公有林野などの官行造林地の造林・営林を実施し,その産物,製品の生産および処分を行うほか,民有林野の造林・営林を指導していた。 99年春,国有林野事業の組織再編がなされ,9営林局と5営林支局は7森林管理局に,229営林署は 98森林管理署,14支署,8森林管理事務所に統廃合された。

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百科事典マイペディアの解説

農水省の外局である林野庁営林局の下部管理機構。国有林野などの造林・伐採治山・保護などを任務とする現業部門で,地元住民との接点に位置する。組織再編をおこない,営林局9,営林支局5,営林署229(1998年11月現在)を,1999年から森林管理局7,森林管理署98等に再編した。
→関連項目林野庁

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世界大百科事典 第2版の解説

国有林野の管理,経営業務は林野庁の所管であるが,その地方機関として,9営林局(北海道,青森,秋田前橋,東京,長野,大阪,高知,熊本),5営林支局(函館旭川帯広北見,名古屋)の上級管理機関と260余の下部管理機関である営林署がある。1924年,従来の林区署制度(〈国有林〉の項参照)が廃止され,営林局,営林署が設置されたのに始まる。営林署の業務は造林,伐採,治山,保護事業など全般にわたるが,地元住民と国有林との接点に位置しており,地元経済,産業や住民の生活との結合を図りながら管轄森林を管理,経営することが求められている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

林野庁の地方出先機関の一つである森林管理署の旧称。林野庁所管の森林を管理していたが、1998年(平成10)の国有林改革に伴い、翌年に森林管理署と改称された。

[編集部]

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 営林局の監督下で、農林水産省林野庁の地方行政機関。大正一三年(一九二四)それまでの小林区署が改称され、国有林野などの造林および営林にあたった。平成一一年(一九九九)林野庁の組織再編に伴って廃止され、森林管理署に移行。

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