1平面上の曲線cを,その平面上の直線lのまわりに回転したときに生ずる曲面を回転面といい,このときできる立体を回転体という。cを母線,lを回転軸といい,回転面をlを含む半平面で切った切口を子午線という。円,二等辺三角形,長方形をそれらの対称軸のまわりに回転したときに生ずる球,直円錐,直円柱は回転体で,その表面は回転面である。円をそれと交わらない直線のまわりに回転したときに生ずるトーラスもそうである。ろくろを用いて作られた各種の工作物は回転体の形状をしている。区間[a,b]で定義された連続関数y=f(x)がつねに負でないとき,これをx軸のまわりに回転したときの回転体の体積Vおよび回転面の表面積Sは,
で与えられる。
→パップス=ギュルダンの定理
執筆者:中岡 稔
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...