固陋(読み)コロウ

デジタル大辞泉 「固陋」の意味・読み・例文・類語

こ‐ろう【固×陋】

[名・形動]古い習慣や考えに固執して、新しいものを好まないこと。また、そのさま。「旧時代の固陋な人々」「頑迷固陋
[類語]頑愚頑迷旧弊弊害宿弊通弊語弊積弊流弊古い時代遅れ流行遅れ古風こふう昔風むかしふう旧式陳腐前近代的旧態依然中古オールドファッション昔ながら古式時代錯誤アナクロアナクロニズム気質かたぎ時弊余弊

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精選版 日本国語大辞典 「固陋」の意味・読み・例文・類語

こ‐ろう【固陋】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 見識が狭くてがんこなこと。古い習慣に固執して、新しいことをきらうさま。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「予固陋なりと雖も、しか如きの歌をば執筆の下に詠み出して、即ち数百首に満たしむべし」(出典:国歌八論(1742)官家)
    2. [その他の文献]〔史記‐司馬相如伝〕

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普及版 字通 「固陋」の読み・字形・画数・意味

【固陋】ころう

わからずや。頑冥。漢・司馬遷〔任少(安)に報ずる書〕之れをするに、死するの日にして、然る後に是非乃ち定まらん。書はを悉(つく)すこと能はざるも、略(ほぼ)固陋を陳(の)ぶ。んで再拜す。

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