余弊(読み)ヨヘイ

デジタル大辞泉 「余弊」の意味・読み・例文・類語

よ‐へい【余弊】

後に残っている弊害
如何いかに百千年来の―とは云いながら」〈福沢福翁自伝
何かに伴って生じる弊害。「文明化の余弊
[類語]旧弊弊害宿弊通弊語弊積弊流弊古い時代遅れ流行遅れ古風こふう昔風むかしふう旧式陳腐前近代的旧態依然中古オールドファッション昔ながら古式時代錯誤アナクロアナクロニズム固陋ころう頑愚頑迷気質かたぎ時弊

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精選版 日本国語大辞典 「余弊」の意味・読み・例文・類語

よ‐へい【余弊・余敝】

  1. 〘 名詞 〙
  2. まだ回復しないで後まで残っている疲弊。〔戦国策‐斉策・宣王
  3. 後に残っている弊害。
    1. [初出の実例]「如何に百千年来の余弊(ヨヘイ)とは云ひながら」(出典:福翁自伝(1899)〈福沢諭吉雑記)
  4. 他に付随して起こる弊害。
    1. [初出の実例]「拿破侖第一世独逸を擾乱する端緒をなせり、猶も余弊を受け、〈略〉普墺の戦となりしは」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉四)

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普及版 字通 「余弊」の読み・字形・画数・意味

【余弊】よへい

遺弊

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