デジタル大辞泉 「陳腐」の意味・読み・例文・類語 ちん‐ぷ【陳腐】 [名・形動]古くさいこと。ありふれていて、つまらないこと。また、そのさま。陳套ちんとう。「陳腐な表現」「陳腐なせりふ」[類語]古い・古臭い・古めかしい・中古・時代遅れ・流行遅れ・古風こふう・昔風むかしふう・旧式・旧弊・前近代的・旧態依然・オールドファッション・昔ながら・古式・弊害・宿弊・弊・通弊・語弊・積弊・流弊・時代錯誤・アナクロ・アナクロニズム・固陋ころう・頑愚・頑迷・昔気質かたぎ・時弊・余弊・ださい・年代物・時代錯誤・古色・古色蒼然・蒼然・旧態・使い古し・陳套ちんとう・旧套きゅうとう・陳ひね・陳ひね臭い・時代掛かる・時代めく・昔ながら・蒼古・年季が入る・レトロ・アナクロ・アナクロニズム・アウトオブデート・オールドタイマー 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「陳腐」の意味・読み・例文・類語 ちん‐ぷ【陳腐】 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「ちんふ」とも )① 古くなって腐ること。また、そのさま。〔音訓新聞字引(1876)〕 〔宋史‐食貨志上・三〕② ふるくさいこと。ふるめかしいこと。また、そのさま。陳套。[初出の実例]「竹取が宿の蓑虫は柳桜にすがり秋風をたのむを陳腐(チンフ)(〈注〉フルミ)とし」(出典:俳諧・反古瓢(1824)十番左右合)③ ありふれていてつまらないこと。平凡なこと。また、そのさま。〔改正増補和英語林集成(1886)〕[初出の実例]「此陳腐(チンプ)な質問に答へる義務がないかの如く」(出典:それから(1909)〈夏目漱石〉一四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「陳腐」の読み・字形・画数・意味 【陳腐】ちんぷ 古びる。宋・朱熹〔癸未、垂拱奏、一〕臣の師に聞くの、此(かく)の如し。常人より之れをれば、闊(うくわつ)陳腐にして、用に切ならざる(ごと)きを疑はんも、然れども臣、竊(ひそ)かに以て其の本を正すと爲す。字通「陳」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報