語弊(読み)ゴヘイ

デジタル大辞泉 「語弊」の意味・読み・例文・類語

ご‐へい【語弊】

言葉使い方が適切でないために誤解を招きやすい言い方。また、そのために起こる弊害。「こういう言い方をしては語弊があるが」
[類語]旧弊弊害宿弊通弊積弊流弊古い時代遅れ流行遅れ古風こふう昔風むかしふう旧式陳腐前近代的旧態依然中古オールドファッション昔ながら古式時代錯誤アナクロアナクロニズム固陋ころう頑愚頑迷気質かたぎ時弊余弊

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「語弊」の意味・読み・例文・類語

ご‐へい【語弊】

  1. 〘 名詞 〙 ( 多く「語弊がある」の形で用いる ) ことばの上の弊害。誤解をまねきやすい言い方。また、その弊害。
    1. [初出の実例]「毛を吹き疵(きず)を求むれば、語弊もあるべけれども、その大意は正しきやうに見ゆ」(出典:新聞雑誌‐六〇号附録・明治五年(1872)九月)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android