精選版 日本国語大辞典 「国重」の意味・読み・例文・類語 くにしげ【国重】 刀工。長谷部氏を称す。初代。南北朝時代を代表する京鍛冶の一人で、一説に本国を大和といい、相州正宗十哲の一人にかぞえられている。作風は相州伝の皆焼刃(ひたつら)である。生没年未詳。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「国重」の解説 国重(3) くにしげ ?-? 織豊時代の刀工。三郎左衛門国重の長男。備中(びっちゅう)上房郡(じょうぼうぐん)松山(岡山県高梁(たかはし)市)に居住。永禄(えいろく)11年(1568)毛利元就(もとなり)にまねかれ,安芸(あき)(広島県)郡山(こおりやま)城にいき,天正(てんしょう)2年備中英賀郡(あかぐん)呰部(あざえ)郷(阿賀郡北房(ほくぼう)町)にうつった。初代水田国重という。姓は大月。通称は左兵衛。 国重(2) くにしげ ?-? 戦国時代の刀工。河野与太夫為家の子。はじめ与八郎と称し,分家して大月三郎左衛門とあらためる。備中(びっちゅう)後月郡(しつきぐん)荏原(えばら)郷(岡山県井原(いばら)市)に居住。大永(たいえい)-天文(てんぶん)年間(1521-55)の作がのこされている。異説もあるが,松山水田系の祖といわれる。備後(びんご)(広島県)出身。 国重(1) くにしげ ?-? 鎌倉-南北朝時代の刀工。初代長谷部国重。鎌倉の正宗(まさむね)にまなび,門下十哲(じってつ)のひとりとつたえられる。建武(けんむ)のころ京都の五条坊門猪熊(いのくま)に居住。3代国重は摂津天王寺(大阪市天王寺区)に移住したという。「名物へし切り」の刀(国宝)は初代の作とされる。通称は長兵衛。 国重(5) くにしげ ?-? 江戸時代前期の刀工。三郎兵衛国重の子。備中(びっちゅう)英賀郡(あかぐん)水田郷(岡山県阿賀郡北房(ほくぼう)町)で,寛永(1624-44)のころ鍛刀に従事。3代水田国重という。水田系国重集団のなかの最名手といわれる。姓は大月,通称は与五郎,略して大与五(おおよご)とよぶ。号は有明。 国重(4) くにしげ ?-? 江戸時代前期の刀工。左兵衛国重の子。備中(びっちゅう)英賀郡(あかぐん)呰部(あざえ)郷・水田郷(岡山県阿賀郡北房(ほくぼう)町)に居住。慶長11-17年(1606-12)の作がある。2代水田国重という。姓は大月。通称は三郎兵衛。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「国重」の解説 くにしげ【国重】 香川の日本酒。酒名は、全国新酒鑑評会で13年連続金賞を受賞した国重弘明杜氏に由来。吟醸酒、純米酒などをラインナップ。味わいは辛口。原料米はオオセト、さぬきよいまい。仕込み水は綾川の伏流水。蔵元の「綾菊酒造」は寛政2年(1790)創業。所在地は綾歌郡綾川町山田下。 出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報