ヨーロッパ・アジア・北米各国の国際協力による、世界最大級の電子・陽電子衝突型線形加速器の開発計画。地下につくられた約40キロメートルの直線トンネルの中に加速器を構築し、高速に加速した電子と陽電子を互いに衝突させ、ビッグバン直後(約1兆分の1秒)に匹敵する高エネルギー状態を再現することを目的とする。超対称性理論の検証、暗黒物質の同定、初期宇宙の解明などが期待される。日本では高エネルギー加速器研究機構(KEK)を中心に同加速器の日本誘致を進めている。ILC(International Linear Collider)。