20世紀日本人名事典 「土屋喬雄」の解説
土屋 喬雄
ツチヤ タカオ
大正・昭和期の経済学者 東京大学名誉教授。
- 生年
- 明治29(1896)年12月21日(戸籍11月21日)
- 没年
- 昭和63(1988)年8月19日
- 出生地
- 東京
- 旧姓(旧名)
- 大原
- 学歴〔年〕
- 東京帝国大学経済学部〔大正10年〕卒
- 学位〔年〕
- 経済学博士
- 主な受賞名〔年〕
- 朝日文化賞(昭40年度),勲三等旭日中綬章〔昭和45年〕
- 経歴
- 幼少のとき父と死別し、苦学して東京帝大を卒業。大正13年東大助教授を経て、昭和14年教授に就任。“労農派”の代表的経済史家として、“講座派”の服部之総と“日本資本主義論争”を行った。32年定年退官し、以後、明治大学教授、駒沢大学教授、城西大学教授を歴任。また日本経済史の資料編集にも力を注ぎ、「渋沢栄一伝記資料」(全58巻・別巻10)、「日本金融史資料」などをまとめた。著書に「日本資本主義論集」「封建社会の構造分析」「日本資本主義発達史」「日本経済史概説」「封建社会崩壊過程の研究」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報