デジタル大辞泉
「土性」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ど‐せい【土性】
- 〘 名詞 〙
- ① 五行説で、土の気をうけた人の生まれつき。〔礼記疏‐王制〕
- ② 土地の性質。土の種類。特に、[英語] soil texture の訳で、土の肌理(きめ)のこと。その粗さ細かさをいう。
- [初出の実例]「職人役夫の如きは、多くは活計に逐はれて旅行し山に登るの機会を得されは、地球の土性を目撃するに縁なし」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉外)
- [その他の文献]〔書経‐旅獒〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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土性
どせい
soil texture
土壌粒子の粒径別組成を表すものが土性である。もっとも普遍的に採用されている国際土壌学会法によれば、まず土粒を粒径2ミリメートル以下10分の1ずつの刻みで粒径区分をし、2~0.02ミリメートルの砂、0.02~0.002ミリメートルのシルト、それ以下の粘土の各区分ごとの重量比を三角座標に記す。あらかじめ規定された三角座標の領域に従って、記号により土性名をつける。ただし略記号の日本語訳名は、分類法を異にする日本農学会法(かつて使用されていた)の土性名に同じ表示のものがあるので注意を要する。なお三角座標で土性区分をする手法には、アメリカ法、ソ連法などもあり、それぞれ粒径の階級区分の方法により異なっている。
土性は土壌の物理性の基本をなすもので、母材物質がどの程度風化し土壌化しているかの目安になるとともに、農作物の種別により適性土性が求められるなど、実用的にも重要な性質である。現地調査の際はやや湿らせた状態で親指と人差し指の間の感触による判別が行われる。
[浅海重夫・渡邊眞紀子]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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土性【どせい】
粒径組成による土壌の分類。日本農学会法では単位粒子を粗砂(2〜0.25mm),細砂(0.25〜0.05mm),微砂(0.05〜0.01mm),粘土(0.01mm以下)に区分し,細土(粒径2mm以下の土壌粒子)中の粘土含量により砂土(12.5%以下),砂壌土(12.5〜25%),壌土(25〜37.5%),埴壌土(37.5〜50%),埴土(50%以上)に分類。さらに砂の2/3以上が細砂と微砂である場合は細砂土,細砂壌土とし,埴土および埴壌土のうち軽く粗なものは軽埴土,軽埴壌土とした。国際土壌学会法では単位粒子を粗砂(2〜0.2mm),細砂(0.2〜0.02mm),シルト(0.02〜0.002mm),粘土(0.002mm以下)に分類し,砂(粗砂,細砂),シルト,粘土の含量により重埴土,砂質埴土,軽埴土,シルト質埴土,埴壌土,砂質埴壌土,シルト質埴壌土,壌質砂土,砂壌土,壌土,シルト質壌土,砂土に分類する。
→関連項目土壌
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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土性
どせい
soil texture
土壌の鉱質部分の単一粒子の混合割合,すなわち粒径組成分布をいう。径 2mm以上を礫といい,これを除いた部分についての砂,シルト,粘土の割合で表わし,礫は必要の場合は修飾語として表示する。径 2mm~0.2mmの部分を粗砂,0.2mm~0.02mmを細砂,0.02mm~0.002mmをシルト,0.002mm以下を粘土と分け,細土中の砂・シルト・粘土の割合を三角図表によって土性を区分する。たとえば粘土含量 45%以上を重埴土 (HC) ,45~25%の場合は砂含量によって,砂質埴土 (SC) ,軽埴土 (LiC) ,シルト質埴土 (SiC) に,25~15%の場合は,砂質埴壌土 (SCL) ,埴壌土 (CL) ,シルト質埴壌土 (SiCL) に,15%以下の場合は壌質砂土 (LS) ,砂壌土 (SL) ,壌土 (L) ,シルト質壌土 (SiL) に区分する。土性は土壌の養分の保持・供給のみならず,水・空気の供給,耕耘の難易など,植物の生育と密接に関係している。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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普及版 字通
「土性」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の土性の言及
【土壌】より
…第2段階は層位の形成である。
[層位]
土壌は地表面にほぼ平行に分化した層をもち,各層は土色,土性,構造,各種化学的性質のうちの少なくとも一つ以上の性質が異なっている。これを層位とよぶ。…
※「土性」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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