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土民 ドミン

世界大百科事典 第2版の解説

どみん【土民】

土着の人民のことであるが,日本古代律令制下においては,〈土人浪人を論ぜず〉というように,戸籍計帳によって当土に編戸された公民を指し,浮浪人と区別されていた。律令制解体によって籍帳支配が消滅すると,土民は荘園公領村落に居住する荘公民一般の名称となり,文書の中で〈土民の愚,朝章を忘る〉〈野心ある土民〉〈田舎の土民,ひそかに官地を犯作す〉〈土民として相論をなす〉など,しばしば荘公支配と対立する反権力的住民をあらわす用語として登場する。

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大辞林 第三版の解説

どみん【土民】

土地に定住している人。土着の住民。

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世界大百科事典内の土民の言及

【馬借一揆】より

…そのため土一揆は馬借が先頭に立ってリードしたという理解が一般的である。しかし史料に出てくる〈馬借〉の語は,〈土民〉さらには〈土民蜂起〉とほとんど同義に使われている場合が多い。土一揆における馬借の参加の事実の重さゆえにこのような用語法が生まれたことは否めないが,史料上の表現にそのまま依拠して馬借の活躍を過大評価することは慎まなければならない。…

※「土民」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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