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地狂言(読み)じきょうげん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

地狂言
じきょうげん

地方の人々によって行なわれる歌舞伎芝居のこと。地芝居草芝居村芝居,田舎芝居と同じ。農閑期祭礼などの際にその土地の若者を中心に演じられてきた。古くからあったが,文化文政期 (19世紀初頭) に普及し,江戸末期から明治にかけて最も盛んであった。神社の境内などに恒久的な舞台をつくって演じたものが多いが,臨時の掛け小屋でも行なわれた。第2次世界大戦後は新しい大衆芸能の進出で急激に衰えた。山形県酒田市黒森,愛知県設楽町田峰 (だみね) ,香川県土庄町肥土山 (ひとやま) などのものが知られる。

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デジタル大辞泉の解説

じ‐きょうげん〔ヂキヤウゲン〕【地狂言】

舞踊本位の所作事に対して、せりふ本位の歌舞伎狂言。地芸。
素人の演じる狂言。
その土地の芝居。地方の芝居好きが農閑期の盆や祭礼などに演じるもの。村芝居。草芝居。地芝居。

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世界大百科事典内の地狂言の言及

【地芝居】より

…農村を中心に,その土地の人々の演ずる芝居(歌舞伎)。地狂言,村芝居ともいう。ただし,〈地狂言〉は歌舞伎の所作事(舞踊)に対する地芸(せりふによる演技),または素人の演ずる狂言を意味する場合と区別されねばならず,〈村芝居〉は職業的な旅回りの一座による芝居を指すこともある。…

※「地狂言」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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