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執行官 しっこうかん Gerichtsvollzieher

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

執行官
しっこうかん
Gerichtsvollzieher

強制執行,訴訟書類の送達,手形の拒絶証書の作成などの職務を行う裁判所の職員。執行官は各地方裁判所におかれ (裁判所法 62条1項) ,職務の執行については手数料を受けるが (執行官法6) ,手数料が一定額に達しない場合には,国庫から補助金を受ける (執行官法 21) 。

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デジタル大辞泉の解説

しっこう‐かん〔シツカウクワン〕【執行官】

地方裁判所に所属し、裁判の執行、裁判所の発する文書の送達その他の事務を行う国家公務員。以前は執達吏・執行吏とよばれたが、昭和41年(1966)の執行官法によって改称。

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百科事典マイペディアの解説

執行官【しっこうかん】

主として裁判における送達(民事訴訟において訴訟書類を当事者利害関係人に了知させること)および強制執行の実施に当たる公務員。かつて執達吏・執行吏と呼ばれたが,執行官法(1966年)により執行官と改称された。
→関連項目競売差押え調書

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かんたん不動産用語解説の解説

執行官

国の代理人として、強制執行の具体的作業を取り仕切る人。売却実施のため現地検分・入札書類受付・開札準備・強制執行・保全処分の実行などを行う。

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世界大百科事典 第2版の解説

しっこうかん【執行官】

各地方裁判所に置かれ,主として民事執行や裁判所の発する文書の送達などにあたる独立で単独性の司法機関またはそれを構成する職員をいう。この制度は19世紀はじめフランスに始まる。日本では1886年の裁判所官制の中に執行吏の名称で登場するが,当時現実に任命・配置されたか否かはさだかでなく,本格的制度としてはドイツオットールドルフの起草にかかる90年の裁判所構成法により執達吏制度として輸入され発足した。執達吏は裁判所の外にみずから役場を設け,当事者から手数料を徴するなど公務員としての性格が希薄であり,また動産執行では債権者の委任により債務者の家具などを差し押さえて競売することなどから,〈ひったくり〉と発音する者もおり,適切でなかった。

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大辞林 第三版の解説

しっこうかん【執行官】

執行官法に基づき、各地方裁判所に配置され、強制執行や訴訟上の文書の送達などの事務を行う裁判所職員。旧称、執達吏・執行吏。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

執行官
しっこうかん

各地方裁判所に所属して裁判の執行、裁判所の発する文書の送達その他の事務を行う単独かつ独立の司法機関(裁判所法62条)またはそれを構成する公務員をいう。執行機関としては動産執行、物の引渡請求権の強制執行のような事実行為を中心とする執行手続を行うほか、執行裁判所の行う執行に付随する職務を行う。執行官は、地方裁判所所長によって一般職国家公務員4等級以上の職歴を有する者など一定の資格のある者から試験によって選考、任命されるが、国より定額の俸給を受けるわけではなく、扱った事務につき法定の手数料を受けて収入としている。以前は執達吏・執行吏とよばれたが、執行官法(昭和41年法律111号)によって執行官と改められた。これは、対外的には国家の司法機関であることを明確にし、対内的にも公務員としての自覚を促すねらいをもっているが、手数料制を俸給制に切り替えるまで踏み切らなかった点において不十分であるといわれている。[池尻郁夫]

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世界大百科事典内の執行官の言及

【強制執行】より

…たとえば,差押えの方法については次のような差異がある。動産の場合には,その処分が占有の移転を通じてなされるので,執行官が目的物を占有する形で差押えがなされる(123条)。これに対して,不動産については登記が重要な役割を果たしているので,裁判所の強制競売開始決定などに基づいて差押えの登記がなされる(46条)。…

【裁判所】より

…裁判所法は最高裁判所に関しさらにくわしく定めるとともに,下級裁判所として高等裁判所地方裁判所,家庭裁判所および簡易裁判所の4種を設けること,およびそれらの構成,権限,裁判所要員などの事項に関し詳しい規定を設けている。 裁判所の職員には,裁判官のほか裁判所書記官裁判所調査官,裁判所事務官,執行官,裁判所技官などがある。裁判所書記官は,訴訟を含め裁判所のすべての手続を記録した調書の作成,管理を中心とした重要な職務を担う。…

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