増基(読み)ゾウキ

デジタル大辞泉 「増基」の意味・読み・例文・類語

ぞうき【増基】

平安中期の歌人天暦(947~957)のころ比叡山の僧と伝えられる。号、庵主いおぬし。歌は「後拾遺集」「新古今集」などにみえる。家集「増基法師集(庵主)」。生没年未詳。

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精選版 日本国語大辞典 「増基」の意味・読み・例文・類語

ぞうき【増基】

平安中期の歌人。天暦(九四七‐九五七)の頃比叡山にいたと伝えられる僧で、中古三十六歌仙の一人。著に庵主(いおぬし)という仮託の人を主人公とした紀行文学的な家集「増基法師集(別名「いほぬし」)」がある。生没年未詳。

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