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変形性腰椎症(腰部変形性脊椎症) へんけいせいようついしょうようぶへんけいせいせきついしょう Lumbar Spondylosis

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家庭医学館の解説

へんけいせいようついしょうようぶへんけいせいせきついしょう【変形性腰椎症(腰部変形性脊椎症) Lumbar Spondylosis】

[どんな病気か]
 背骨(せぼね)(脊椎(せきつい))の椎体(ついたい)(背骨の一個一個)と椎体との間にはさまっていて、クッションの役目をしている椎間板(ついかんばん)が薄くなったり、椎体の端がささくれてきたりする変化を、変形性脊椎症(へんけいせいせきついしょう)といいます。
 骨と椎間板の老化によっておこるもので、変形性関節症(「変形性関節症とは」)と同類の病気です。脊椎のうち、腰の部分におきた変形性脊椎症を、腰部変形性脊椎症または変形性腰椎症といい、変形性脊椎症の多くは、ここにおこります。
 ついで頻度の高いのは、首の脊椎におこる頸部変形性脊椎症(けいぶへんけいせいせきついしょう)(変形性頸椎症(へんけいせいけいついしょう)(「変形性頸椎症(頸部変形性脊椎症)」))で、これ以外の部分におこる変形性脊椎症は、まれです。
[症状]
 だるい、重い、鈍く痛むなどの腰の症状が中心ですが、下肢(かし)(脚(あし))にしびれや冷感をおぼえることもあります。
 痛みは、腰から臀部(でんぶ)(おしり)にかけての広い範囲に感じ、手のひらをあてて痛む範囲を示せても、指で示すことはできないのが特徴です。
 この病気が進んで、腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)(「腰部脊柱管狭窄症」)がおこると、休み休みでなければ歩けなくなります。
 腰部変形性脊椎症がおこっても、まったく症状がなく、なにかの機会に腰のX線写真をとって、偶然見つかることも、かなりあります。
[治療]
 症状がなければ、治療の必要はなく、これまでどおりの生活を送ってかまいません。
 症状があっても、できるだけからだを動かし、ふつうに生活することがたいせつです。安静にしすぎると、筋肉が衰えて、かえって症状がでやすくなります。お年寄りでは、寝たままでいたりすると、立つことも歩くこともできなくなる危険があります。
 腰が冷えると症状を強く感じがちです。冷やさないようにしましょう。
温熱療法
 腰を温めると症状がやわらぎます。家庭でおふろに入るのも、立派な温熱療法です。ぬるめのお湯にゆっくり入るようにしましょう。
 おふろあがりなどに、腰痛体操(ようつうたいそう)(図「腰痛体操(1)」図「腰痛体操(2)」図「腰痛体操(3)」図「腰痛体操(4)」)を行ない、腰の周囲の筋肉をきたえると、さらに効果的です。
 ホットパックや超短波を用いて、腰を温める療法もあります。
薬物療法
 炎症と痛みをやわらげる消炎鎮痛薬、筋肉のこわばりをとる筋弛緩薬(きんしかんやく)、血液の流れをよくする末梢循環改善薬(まっしょうじゅんかんかいぜんやく)、神経のはたらきを改善する向神経(こうしんけい)ビタミン剤ビタミン12など)が用いられることもあります。
 しかし、薬だけにたよって症状を抑えようとするのは禁物です。薬を飲み続けると副作用がおこりやすくなり、薬をやめると症状がぶりかえすといったことになりがちです。
コルセット
 痛みが強いときには、コルセットの使用を勧められることがあります。コルセットをつけると、痛みがやわらぎ楽になりますが、つけっぱなしにしていると、筋肉が弱ってしまいます。痛みが強いときにだけ使うようにしましょう。

出典|小学館
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それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。この事典によって自己判断、自己治療をすることはお止めください。あくまで症状と病気の関係についてのおおよその知識を得るためのものとお考えください。

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