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夏季熱 カキネツ

デジタル大辞泉の解説

かき‐ねつ【夏季熱】

夏の高温多湿なころ乳児にみられる発熱体温調節がうまくできないために起こるもので、涼しい所に移すと治る。

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家庭医学館の解説

かきねつ【夏季熱】

 気温も湿度も高いところにいると発熱し、涼しいところに移動すると、嘘(うそ)のように平熱にもどる子がいます。
 高温多湿の夏におこりやすいので夏季熱といい、生後4~8か月の赤ちゃんにおこりやすいものです。
 体温の調節機構が未発達のためにおこると考えられ、お誕生日をすぎるころにはたいていはおこらなくなります。
 症状 高温多湿の環境にいると、38~39℃の熱が出ますが、涼しいところに移動させると解熱します。
 熱があっても、元気がよく、食欲もおちません。下痢もしません。ただ、汗のかき方が少ないようです。
 対策 高温多湿の季節には、冷房などを利用し、涼しい環境をつくりましょう。
 熱があっても、入浴をさせてかまいません。

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世界大百科事典 第2版の解説

かきねつ【夏季熱 summer fever】

夏の暑い日に乳児にみられる発熱。気温が30℃をこえる暑い日が続くと乳児ことに6ヵ月以内の幼弱な乳児が突然38~39℃の高熱を出すことがある。臨床症状や検査結果からも発熱の原因となるような異常所見はみられず,冷房のきいた涼しい場所に移したり,身体を冷やしたり,水分を十分に補給することなどで簡単に解熱する。このような夏の暑さによって起こる発熱を夏季熱とよんでいる。原因は,高温環境のため発汗が多くなり,また不感蒸散(汗以外に体から蒸発する水分)が増加して,脱水状態におちいり,熱放散が妨げられて,鬱熱(うつねつ)を起こすものと考えられている。

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大辞林 第三版の解説

かきねつ【夏季熱】

高温多湿の夏に、体温調節能力の未熟な乳児が突然高熱を出す症状。涼しい所に移すと解熱する。一歳未満の乳児におこりやすい。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

夏季熱
かきねつ

夏季に乳児にみられる高体温で、午前中発熱し午後には解熱することが多い。乳児は体温調節の機能が未熟であり、水分の摂取が不足して発汗が十分に行われず、体温が低下しないときにみられる。夜間の温度が高く、アパート住いなどで密閉している家庭の乳児に多い。ひどくなると意識障害、嘔吐(おうと)、頭痛などがみられることもある。治療は、体を冷やし、水分を十分に補給することである。部屋を開放して風通しをよくするか、冷房すれば、解熱し症状も消失する。[坂上正道]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内の夏季熱の言及

【知恵熱】より

…乳児にみられる発熱で,ほかにはっきりした症状がなく,数時間から1日くらいで下がるものをいうが,医学的な用語ではなく,このような病気があるわけではない。実際には,ウイルス感染による上気道炎や,暑い季節に脱水状態をおこして発熱するいわゆる夏季熱などのことが多い。乳児に発熱をみたときは,咳,鼻水などほかの症状がないか,着せすぎていないか,きげんや食欲はどうかなどをよく観察し,水分を十分に与えて,なお熱が続く場合は医師の診察を受ける必要がある。…

※「夏季熱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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