デジタル大辞泉 「夏油温泉」の意味・読み・例文・類語 げとう‐おんせん〔‐ヲンセン〕【夏油温泉】 岩手県南西部、和賀郡和賀町にある温泉。泉質は塩化物泉・硫黄泉。特別天然記念物の石灰華ドームがある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
日本歴史地名大系 「夏油温泉」の解説 夏油温泉げとうおんせん 岩手県:和賀郡和賀町岩崎新田夏油温泉[現在地名]和賀町岩崎新田和賀町の南西端、夏油川上流の奥羽山脈の山中にある。外湯温泉とも書かれた。建武二年(一三三五)四良(四郎左衛門とも)が奥山へ行ったとき白猿が温泉で傷を治しているのをみたことから、白猿湯ともいったという(「夏油温泉由来書写」高橋文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「夏油温泉」の意味・わかりやすい解説 夏油温泉げとうおんせん 岩手県南西部,北上市にある温泉。夏油川の上流,駒ヶ岳の北西麓,牛形山北東麓に位置し,標高約 700mのところにある。泉質は食塩泉,硫酸塩泉。泉温は約 50~60℃。胃腸病,外傷などにきく。冬季は閉鎖するが,夏に湯治客が多い。近くにある特別天然記念物「夏油温泉の石灰華」の大ドームは高さ約 20mで,頂上の平坦な円形部に「天狗の湯舟」と呼ばれる天然の浴槽がある。栗駒国定公園に属し,国民保養温泉に指定されている。 JR東北本線北上駅よりバスの便がある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「夏油温泉」の意味・わかりやすい解説 夏油温泉げとうおんせん 岩手県西部、北上市和賀(わが)町にある温泉。夏油川上流。栗駒(くりこま)国定公園域にあり、紅葉のころがもっとも美しい。泉質は塩化物泉、硫酸塩泉で、国民保養温泉地に指定されている。特別天然記念物の石灰華大ドームは高さ20メートル、下部径25メートルで日本最大といわれる(通称天狗岩(てんぐいわ))。JR北上線北上駅からバス便がある。[川本忠平] 夏油温泉の石灰華 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by