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太湖 タイコ

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デジタル大辞泉の解説

たい‐こ【太湖】

中国江蘇省にある淡水湖。面積2428平方キロメートル。タイフー。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

太湖

揚子江流域にある中国で3番目に大きい湖。琵琶湖の3倍以上の面積があり、上海市の水源にもなっている。周辺は多くの米や淡水魚がとれる中国有数の穀倉・淡水漁業地帯だが、近年は生活排水などが流れ込み、水質が悪化。中国政府が原因究明と改善に乗り出している。

(2009-12-19 朝日新聞 夕刊 1社会)

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百科事典マイペディアの解説

太湖【たいこ】

中国,江蘇省南部にあり浙江省にまたがる同国第3の淡水湖。面積2428km2。古名は震沢。湖中には大小48の島があり,沿岸の山や半島と合わせて七十二峰という。
→関連項目宜興江蘇[省]黄浦江湖州蘇州無錫

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世界大百科事典 第2版の解説

たいこ【太湖 Tài hú】

中国,江蘇省南端にある淡水湖。面積2420km2。日本の琵琶湖の約3.6倍。中国で5番目(淡水湖としては3番目)に大きい。最大水深は4.8mと浅い。湖水の成因については,海湾が長江(揚子江)デルタの伸長によって閉塞されてできたと説明されてきたが,現在の湖底に広く分布する新石器時代以来の遺跡や地質資料によれば,沖積世初期にはむしろ湖水は現在より小さく,沿海での海浜の成長,河岸での自然堤防の形成に加え,湖水地域の地盤が沈降傾向にあり,その結果皿状の地形が形成されて,流出路がしだいにふさがり,排水されなくなった積水で湖水が拡大したものと考えられる。

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大辞林 第三版の解説

たいこ【太湖】

中国、江蘇省南端部にある湖。湖内に多くの小島がある景勝地。中国有数の淡水漁場。特に銀魚(しらうお)は有名。別名、西湖。タイ-フー。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

太湖
たいこ / タイフー

中国、江蘇(こうそ)・浙江(せっこう)両省にまたがる湖。旧称は震沢(しんたく)、笠沢(りゅうたく)。面積2213平方キロメートル、中国で四番目に大きい淡水湖である。湖面の標高は平均3メートルで低く、水深は平均2メートルで浅い。湖中には西洞庭(せいどうてい)山、馬迹(ばしゃやく)山など数十の島がある。もとは陥没した盆地に海水が浸入した海湾であったが、そこへ揚子江(ようすこう)が運搬してきた泥砂が堆積(たいせき)して浅海となった。さらに揚子江南岸より南東方向へ、また銭塘(せんとう)江北岸からも北東方向へ砂州が延伸し、これら2本の砂州が浅海を囲い込んで潟湖(せきこ)の「古太湖」を形成した。古太湖は、天目山より流れる東・西の(ちょうけい)や南渓などが堆積する泥砂により縮小し、現在の浅い湖となった。湖の水は瀏河(りゅうが)、呉淞(ごしょう)江、黄浦(こうほ)江を通って揚子江に排水されるが、これらの河川は狭く、勾配(こうばい)が緩やかなため水が流れにくく、湖の水位上昇により、周辺地区にしばしば災害をもたらした。周辺には古太湖の名残(なごり)である無数の湖沼があり、また縦横無尽に水路が走り水郷地帯を形成している。周囲の開発は唐・宋(そう)代から本格化し、明(みん)・清(しん)代には水稲や養蚕に加え、さまざまな農村手工業が発達した。現在は灌漑(かんがい)用水源として、また交通路として重要な役割を果たしている。[林 和生]

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世界大百科事典内の太湖の言及

【江蘇[省]】より

… 長江三角州は鎮江,揚州から東へ長江の沖積によってできた大平原で,北は新通揚運河から南は杭州湾まで,上海市はその中に含まれる。長江は南京を過ぎて平地に出ると,流れはゆるやかになり大量の砂泥を下流に沈殿させて,太湖を中心とする広大な湿地帯を作りあげた。そこへ西部山地から流入した水が,いわゆる三江(呉淞(ウースン)江・婁(る)江・東江)に分かれて海に注いでいたのであるが,三江の下流が淤塞(おそく)すると太湖の面積は増大し,いたるところに沼沢が発生した。…

【洞庭湖】より

…魏晋南北朝時代に入ると,洞庭湖の周辺に洞庭すなわち大洞窟があると信じられるようになり,君山(洞庭湖中にある名山)も洞庭山と呼ばれた。のみならずこの洞窟は,はるか東方の呉の太湖(江蘇省)にあるという洞窟と地底の道によって結ばれているとされ,太湖中の包山も洞庭山と呼ばれるようになった。この名称は今に伝わり,東洞庭山と西洞庭山は太湖遊覧の景勝地として著名である。…

【湖】より

…【村下 重夫】
[中国]
 中国で〈湖は都なり〉と説明されることがあるのは,都に人と物資が集まるように,四方の水流が集まり注ぎこむためである。現在の洞庭湖,鄱陽(はよう)湖,太湖などの江南の湖は,古代においても有名であった。雲夢沢(うんぼうたく)とよばれたのは,現在の洞庭湖を含んでより大きく湖南・湖北両省にひろがっていた大湖沼であろうと考えられる(雲夢)。…

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