大阪万博跡地を整備した万博記念公園(大阪府吹田市)にある高さ約70メートルの塔。鉄骨や鉄筋コンクリート造りで、総工費は約6億3千万円。万博開催中、テーマ館の「大屋根」を突き抜ける形で建てられていた。内部の生命の樹には原生生物や哺乳類といった生物模型が取り付けられている。外側に未来を象徴する「黄金の顔」、現在を象徴する「太陽の顔」、過去を象徴する「黒い太陽」という三つの顔を持ち、地下の展示スペースには「地底の太陽」が置かれた。
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(金谷俊秀 ライター/2018年)
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日本の美術家、岡本太郎が制作した高さ70メートルの塔。1970年(昭和45)に大阪府吹田(すいた)市で開催された、日本万国博覧会(大阪万博)のシンボルとして建設された。塔の頂部に未来、正面に現在、背面に過去を象徴する、三つの顔をもつ。万博記念公園内にあり、2018年(平成30)から内部公開開始。2020年(令和2)、国の登録有形文化財に登録された。
[編集部 2021年5月21日]
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