定山渓温泉(読み)ジョウザンケイオンセン

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精選版 日本国語大辞典 「定山渓温泉」の意味・読み・例文・類語

じょうざんけい‐おんせんヂャウザンケイヲンセン【定山渓温泉】

  1. ( 明治初期、行脚僧の定山が発見して浴場を開いたところから名づけられた ) 北海道札幌市南区、豊平川の渓谷にある温泉。泉質は硫黄泉・重曹泉・食塩泉

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「定山渓温泉」の意味・わかりやすい解説

定山渓温泉
じょうざんけいおんせん

札幌市西部にある温泉。豊平(とよひら)川の上流山峡にあり、1866年(慶応2)越前(えちぜん)(福井)の禅僧定山の開いたもの。札幌から自動車で約1時間で達し、俗に札幌の奥座敷といわれ、約20軒のホテル・旅館保養所がある。泉質は塩化物泉。温泉地自体がレクリエーションの場であるが、支笏洞爺(しこつとうや)国立公園入口としても重要であり、また札幌近郊第一のスキー場としても知られる。

[奈良部理]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「定山渓温泉」の意味・わかりやすい解説

定山渓温泉
じょうざんけいおんせん

北海道札幌市南西部,豊平川上流の渓谷にある温泉。泉質は食塩泉。泉温は 53~86℃で湯量も豊富。古くからアイヌには知られていたが,明治の初め,越前の僧定山が湯守となって開かれた。 1918年札幌市豊平からの定山渓鉄道 (1969廃止) の開通後発展し,札幌,小樽の奥座敷となった。近年,旅館や保養所の新設,改築が進み,収容力も増加。中山峠を越えて洞爺湖への観光ルート (国道 230号線) の中継点でもある。支笏洞爺国立公園の一部。

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