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定盤 じょうばんsurface plate

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

定盤
じょうばん
surface plate

きわめて平滑な表面をもったテーブルまたはブロック状の台のことで,この平面を基準にして工作物けがき作業や検査を行う。鋳鉄製が最も多く,高精度のものは花崗岩やセラミックス製のものもあり,一般には長方形正方形をしている。1辺の長さは 100mmから数mのものまである。この定盤をけがき定盤というが,このほか,相手面とすり合せて平滑にするすり合せ定盤がある。 (→ラップ仕上げ )

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デジタル大辞泉の解説

じょう‐ばん〔ヂヤウ‐〕【定盤】

表面を水平で平滑になるように作った鋳鉄製の平面盤。機械工作で、工作物をその上にのせて芯(しん)出し・けがき・組み立てなどを正確に行うのに用いる。
塗師(ぬし)・蒔絵師(まきえし)などが漆の調合に用いる箱形の台。引き出しがあり、用具を入れる。
鋳物石膏(せっこう)細工などの底の水平を検査するのに用いる平らな鉄の板。

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百科事典マイペディアの解説

定盤【じょうばん】

表面を平滑に精密仕上げした鋳鉄製,石製,セラミックス製などの平板。前者では裏側には変形防止と補強のための骨組みが鋳出してある。部品検査,心出し,罫書(けがき),組立てなどの作業の基準面として用い,工作物の平面度の検査にも利用される。
→関連項目トースカンホイットワース

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世界大百科事典 第2版の解説

じょうばん【定盤 surface plate】

機械部品の加工,組立ておよび検査における基準平面として用いられる。長方形または正方形の表面をもち,その平面はきさげまたはラップによって正しい平面に仕上げられている。材料は鋳鉄製,石製などがある。鋳鉄製のものは,変形をなるべく小さくするために裏側はリブで補強されている。石製は花コウ岩,斑レイ岩,輝緑岩が使われ,さびないこと,傷をつけたとき盛上りがないことなどの特徴がある。最近は硬度,耐摩耗性に優れているセラミックス製のものがある。

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大辞林 第三版の解説

じょうばん【定盤】

金属加工の台。たたき定盤。
平面度の検査や測定・組み立ての基準となる平坦面をもつ工具。普通、長方形で鋳鉄または石で造り、表面が水平になるまで正確に仕上げを行い、裏面には歪みができないように力骨が鋳出してある。
塗師ぬし・蒔絵まきえ師などが工作に用いる箱形の台。表面は漆で平らに塗り上げ、漆の調合に用いる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

定盤
じょうばん

検査、けがき、および組立ての基準となる平坦(へいたん)面をもつ台。使用目的によって精度、形状、大きさ、材質などが異なる。たとえば、一般の機械工場において芯(しん)出しおよび仕上げ用として用いられる箱形定盤、検査用として用いられる精密定盤、定盤や精密平面の仕上げ加工時の基準として用いられるすり合せ定盤、機械・機器の据付け用として用いられる組立用定盤などがある。材質は、成形の容易さ、振動の減衰性、潤滑性などを要するので鋳鉄でつくられることが多い。精度を要さないものは平削り盤で仕上げただけであるが、精密なものはきさげ仕上げを施す。また精密定盤は経年変化を嫌うので、鋳造後および荒仕上げ後に十分な熱処理もしくは自然枯らし(長期間、自然界に放置して、残留応力を除去すること)を行う。[清水伸二]

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