検査、けがき、および組立ての基準となる平坦(へいたん)面をもつ台。使用目的によって精度、形状、大きさ、材質などが異なる。たとえば、一般の機械工場において芯(しん)出しおよび仕上げ用として用いられる箱形定盤、検査用として用いられる精密定盤、定盤や精密平面の仕上げ加工時の基準として用いられるすり合せ定盤、機械・機器の据付け用として用いられる組立用定盤などがある。材質は、成形の容易さ、振動の減衰性、潤滑性などを要するので鋳鉄でつくられることが多い。精度を要さないものは平削り盤で仕上げただけであるが、精密なものはきさげ仕上げを施す。また精密定盤は経年変化を嫌うので、鋳造後および荒仕上げ後に十分な熱処理もしくは自然枯らし(長期間、自然界に放置して、残留応力を除去すること)を行う。
[清水伸二]
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