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富士火山帯 ふじかざんたい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

富士火山帯
ふじかざんたい

本州中部を南北に縦断する火山帯フォッサ・マグナ沿いに走り,南は太平洋上のマリアナ諸島にまで連なる。南から硫黄島八丈島三宅島大島天城山 (1406m) ,箱根山 (1439m) ,愛鷹山 (1505m) ,富士山 (3776m) ,八ヶ岳 (2899m) などの火山が噴出するが,北端は明瞭ではなく,乗鞍那須火山帯に連続する。 1952年明神礁が噴火するなど,活発な活動を続けている部分もある。

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百科事典マイペディアの解説

富士火山帯【ふじかざんたい】

新潟県西部の妙高山,焼山を北端とし,八ヶ岳,富士山,伊豆七島の諸火山を経て,硫黄島からマリアナ諸島西側の火山列島に達する火山帯。
→関連項目鳥海火山帯

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大辞林 第三版の解説

ふじかざんたい【富士火山帯】

新潟県西南部の焼山から妙高山・八ヶ岳・富士山・箱根・伊豆半島の諸火山を経て伊豆七島・マリアナ諸島に続く火山帯。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

富士火山帯
ふじかざんたい

新潟焼山(やけやま)から妙高・八(やつ)ヶ岳・富士・箱根などを経て、伊豆(いず)半島・伊豆諸島・火山列島を貫き、マリアナ諸島へ連なる第四紀の火山帯で、現在では、東日本火山帯として一括される。フィリピン海プレートと北アメリカプレート(あるいはオホーツクプレート)の両方にまたがって火山帯が分布している。成層火山が多く、箱根・大島・三宅(みやけ)島・青ヶ島などにはカルデラがある。古くは、岩石成因論的見地から、富士山以北の諸火山と大室(おおむろ)・天城(あまぎ)・新島(にいじま)・神津(こうづ)島などからなる北帯と、箱根から大島を経て南下する南帯に区分されたこともあった。富士火山帯の多くの火山が玄武岩と安山岩からできているのに対し、新島・神津島などはおもに流紋岩からなりやや特異である。また、富士・那須(なす)・鳥海の三火山帯は本州中部で合体するが、岩石の性質もほぼ共通になり、三者の境界が不明確である。[諏訪 彰・中田節也]

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世界大百科事典内の富士火山帯の言及

【火山帯】より

…さらに長野県で那須火山帯が富士・乗鞍両火山帯と会合するあたりでは,それらの火山帯の岩石学的性質も互いに似てきて区別しがたい。富士火山帯との会合点付近にある浅間山など会合点付近にある個々の火山をどちらの火山帯に属させるかということは,あまり本質的な問題ではない。この火山帯には樽前山,有珠山,駒ヶ岳(北海道),恵山(えさん),恐山,八甲田山,焼山(秋田),八幡平,岩手山,駒ヶ岳(秋田),栗駒山,鳴子火山群,蔵王山,吾妻山,安達太良(あだたら)山,磐梯山,那須岳,白根山(日光),赤城山,白根山(草津),浅間山と,全国総数の1/3近い活火山が属している。…

※「富士火山帯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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