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寺院法 じいんほう

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世界大百科事典 第2版の解説

じいんほう【寺院法】

寺院において個別的につくられる成文法,および寺院社会における慣習的規範。幕府法,公家法のように統一的規範の存在を示す法典は存在しない。寺院法は内容から大きく二つに分類できる。ひとつは寺内を対象とする出世間的な法であり,他は寺院領を対象とする世間的な法である。寺院法は寺内法を核とし,鎌倉~南北朝期にかけて寺領支配の領域にまで法の及ぶ範囲を拡大する。寺内法は寺内の秩序維持を目的としており,基本的には仏教教団が本来有する僧伽の法であり,仏教の戒律および古代国家による寺院統制法たる僧尼令の影響をうけ成立した。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の寺院法の言及

【中世法】より

…また宗教界では,個々の宗門,大小多数の寺院が各僧団の宗教的生命の維持を目的として種々の制法を定めた。これが寺院法であって,その数量は膨大なものがあり,その内容は,僧団成員の純然たる戒律のほかに,僧団の組織規定,僧団と外部の接触・交渉や成員の物質生活面に関する規制,寺院経済に関する規制等,多岐にわたっている。 以上のほかに,商品の生産・流通・販売等に特権をもつ座(ざ),供御人(くごにん)等の座法,演技上の特権や技芸伝授の秘匿性を主内容とする諸芸能の座法,また主として16世紀以降の畿内および周辺地域に見られる地縁共同体の村掟・町掟等がある。…

※「寺院法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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