「ついれん」とも読む。中国で門や柱などに貼(は)ったり吊(つ)るしたりする対(つい)になった文句のことで、「対子(たいし)」「対字(たいじ)」ともいう。「詩書継世長 忠厚伝家久」などというめでたい文字を赤い紙や板に二枚に書き分けて貼る。普通は、五言句、七言句であるが、四字句、六字句などもある。部屋の正面の左右にこれを掛け、真ん中には一枚ものの掛け物を掛けることも多い。入口、壁、祭壇に左右に分けて貼ったりもする。門柱、門扉に貼るのは門聯、家の柱に貼るのは楹(えい)聯、新年を祝うものは春聯、結婚の祝いには喜聯、長寿を祝うものは寿聯、弔問は輓(ばん)聯とよばれる。
[清水 純]
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…中国で,旧暦新年の〈春節〉を迎える際に,門柱や扉などの左右に赤い紙をはる習俗。対句を墨書するので対聯ともいう。その起源は,桃の木の板に神荼(しんと)・鬱塁(うつるい)2神の名を書いて門側にかけ魔よけとした〈桃符〉に発し,10世紀以後に蜀の王孟昶(おうもうちよう)が桃符の上にみずから〈新年納余慶 佳節号長春〉と書いたのが始まりとされる。…
※「対聯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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