(読み)れん(英語表記)lien

翻訳|lien

デジタル大辞泉の解説

れん【×聯】

[名]
書や絵を書き、または彫刻して、柱や壁などの左右に相対して掛けて飾りとする細長い板。対聯。
漢詩で、律詩の中の対句の称。聯句。
詩のいくつかの行をまとめてくぎったもの。「第三
[接尾]れん(連)

れん【聯】[漢字項目]

[音]レン(呉)(漢) [訓]つらなる つらねる
一つながりになる。つらなる。「聯合聯盟聯絡関聯
対等に並ぶ二つの詩句。対句。「聯句頷聯(がんれん)頸聯(けいれん)尾聯
書画を分けて書き、左右一対で柱などに掛けるもの。「柱聯
[補説]1は「」と通用する。

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世界大百科事典 第2版の解説

れん【聯 lián】

中国で,2句でひと組の表現を一種の装飾として屋内や屋外に掲げたもの。たとえば塀・門柱・戸口・家屋の内壁や外壁などに書きつけ,または木札・紙片に書いて掛けたり貼ったりする。〈爆竹一声除旧歳 桃符万戸換新春(爆竹一声 旧歳を除き 桃符万戸 新春に換わる)〉のように,両句は必ず同字数で,5字句・7字句を主とするが,4字句の場合もしばしばあり,字数の多いものは百数十字に達する。また両句は全体的にも部分的にも,意味上,語法上,同一構造であることを要し,爆竹と桃符(2字の名詞),一声と万戸(数字を含む2字の名詞),除と換(動詞),旧歳と新春(2字の名詞)というように,それぞれ対になる。

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大辞林 第三版の解説

れん【聯】

[1] ( 名 )
書や絵を書いたり彫刻したりして、柱や壁板などに左右相対して掛けて飾りとする細長い板。対聯。
漢詩で、律詩の中の二句ずつをいう。
( 接尾 )
れん(連)
」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典の解説

れん【聯】

[1] 〘名〙
詩句または絵をかき、また彫刻して、柱や壁などの左右に相対して掛けて飾りとする細長い板。対聯
※俳諧・葎亭句集(1801)冬「黄蘗の聯のからびや冬木立」
漢詩で、律詩の中の二句ずつの称。八句の律詩では、はじめから首聯・頷聯(がんれん)・頸聯・尾聯と呼ぶ。聯句。
※詩学逢原(1763)上「然ども是は一句一聯の事なり」
③ (②から転じて) 詩を数行ずつまとめてくぎった部分。節(せつ)
※考察の秋(1922)〈北原白秋〉粗雑なる表現の一例「この詩の三聯に於て」
[2] 〘接尾〙 ⇒れん(連)(二)

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世界大百科事典内のの言及

【韻律】より


[詩型]
 韻律の配置が詩型を決定する要件となる例として,中国には前述の絶句のほかに律詩などがあり,西欧にはテルツァ・リマterza rimaやソネットsonnetやバラードballadeなどがある。西欧の場合,こうした詩型は詩節もしくは聯(れん)stanza,stropheの概念に支えられているが,これはいわば複数の詩行から成るリズム単位の一種であると考えられる。そして各詩節ごとに脚韻の配置や繰返し句refrainの位置などの規則がある。…

【韻律】より


[詩型]
 韻律の配置が詩型を決定する要件となる例として,中国には前述の絶句のほかに律詩などがあり,西欧にはテルツァ・リマterza rimaやソネットsonnetやバラードballadeなどがある。西欧の場合,こうした詩型は詩節もしくは聯(れん)stanza,stropheの概念に支えられているが,これはいわば複数の詩行から成るリズム単位の一種であると考えられる。そして各詩節ごとに脚韻の配置や繰返し句refrainの位置などの規則がある。…

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