コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

専当 セントウ

デジタル大辞泉の解説

せん‐とう〔‐タウ〕【専当】

《「せんどう」とも》
もっぱらその任務にあたること。また、その者。
「造行宮司及び―の郡司」〈続紀元正
寺院で雑務を担当した下級の僧。専当法師。
「白大衆(しらだいしゅ)、神人(じんにん)、宮仕(みやじ)、―満ち満ちて」〈平家・一〉
荘官の一。荘園運営の実務を担当した者。

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

せんとう【専当】

古代・中世の官人,職員,荘官の一。本来は〈専当する〉すなわち〈専ら事に当たる〉の意味で用いられ,奈良時代の用例はすべてこれである。平安時代になると造東大寺所など官寺の造営・修理を行う造寺所の職員として〈造寺専当〉〈造寺所専当〉〈専当〉などの名が,勾当,知事などとともに現れる。その後造寺所の活動が衰退する11世紀中ごろから12世紀になると,大寺院の寺院組織改革・整備にともない,この専当は寺院の政所や公文所,修理所などの下級職員として吸収・組織されていった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

大辞林 第三版の解説

せんとう【専当】

〔「せんどう」とも〕
もっぱらその事に当たること。 「大宰大弐吉備朝臣真備をしてその事を-せしむ/続紀 天平勝宝八
荘官の一。荘園の領主から任命されて、荘園に関する実務をつかさどる者。
寺院の雑務に従事する下役の僧侶。専当法師。 「しら大衆・神人・宮仕・-みちみちて/平家 1

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

専当の関連キーワード細呂宜郷浅草神社専当法師大忍荘安濃津怡土城白大衆神人郡司別当雑務院司獄門社僧公人所司杣工預所宮仕