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小童保 しちのほ

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世界大百科事典 第2版の解説

しちのほ【小童保】

備後国世羅郡に所在した祇園社領便補保(びんぽのほ)。現在の広島県甲奴郡甲奴町小童に比定される。〈こわらハのほう〉とも称する。1098年(承徳2)堀河天皇の病気平癒祈願のため祇園社に施入された封戸が便補保に転化したもので,同じころに成立した祇園社4ヵ保の一つとして永く同社の支配が及んだ。保司職は〈承徳開発寄進本主〉とされる社僧勝尊ののちその門流に相承されたが,鎌倉期に入ると一族間の抗争から時の執行(しゆぎよう)の介入を招き,複雑な伝領過程をたどった。

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