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属地法主義 ぞくちほうしゅぎ

世界大百科事典 第2版の解説

ぞくちほうしゅぎ【属地法主義 System des Territorialstatuts[ドイツ]】

国際私法上の一つの主義で,法の適用・効力を,制定された領域内だけで認めようとするもの。属人法主義に対する。封建時代においては権利・義務の問題が人でなく土地を中心に考えられており,一定の領域内の法律関係にはもっぱらその領域の法だけが適用されていた。現代においても〈特定国家の領域内では原則としてその国家の領域法が妥当する〉,という意味ではこのような考え方が残存している。しかし厳格な属地法主義は,各領域間の交流の増大とともに克服され,現在では法の属地性の概念の多義性に応じて,主として次の二つの意味で問題とされる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の属地法主義の言及

【刑法】より

…刑法とは,犯罪と刑罰に関する法であり,どのような行為が犯罪となり,その犯罪にどのような刑罰が科せられるかを規定した法である。それは,まず,六法全書に〈刑法〉(1907年法律第45号)という名称で収録されている法律,すなわち刑法典である。そこには,殺人罪,窃盗罪などの典型的な犯罪とそれに対する刑罰がほぼ網羅的に規定されている。これを〈狭義の刑法〉または〈形式的意味の刑法〉という。しかし,犯罪と刑罰に関する法は,刑法典に限られない。…

※「属地法主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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