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山びこ学校 ヤマビコガッコウ

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デジタル大辞泉の解説

やまびこがっこう〔やまびこガクカウ〕【山びこ学校】

生活記録文集。無着成恭編。昭和26年(1951)刊。山形県山元村の中学生の詩・作文・日記などを収めたもの。戦後の「生活綴り方運動」復活の契機となった。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

山びこ学校

1948年、山元村(現在の上山市狸森周辺)の山元中学校に赴任した無着成恭とその教え子43人がつづった文集。51年に出版され、ベストセラーになる。52年には同タイトル(今井正監督)で映画化された。当時の農村生活の様子をありのまま綴った作品は、「戦後民主主義教育」の実践として注目を浴びた。01年度から、学区を越えて児童・生徒を受け入れる「特認校」として存続を目指していたが、小学校今年度で休校が決まり、26日に休校式がある。

(2006-03-13 朝日新聞 朝刊 山形 1地方)

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デジタル大辞泉プラスの解説

山びこ学校

1952年公開の日本映画。監督:今井正、脚本:八木保太郎、撮影:伊藤武夫。出演:木村功、岡田英次金子信雄、和澤昌次、河崎保、西村晃、杉葉子ほか。教育者、無着成恭による中学校の学級文集『山びこ学校』を題材とするヒューマンドラマ。

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世界大百科事典 第2版の解説

やまびこがっこう【山びこ学校】

山形県山元村(現,上山市)の山元中学校生徒による生活記録文集。中学2年の生徒43名(1949年度)が農山村の生活に密着した学習を展開するなかで生まれた綴方作品を,教師の無着成恭(1927‐ )が編集,1951年3月に刊行された。その現実を直視した鋭い社会認識と集団的な教育実践は教育界のみならず,文学,芸術,思想にわたる社会的関心を呼び,のち映画化(1952),演劇化され,翻訳も行われるほどであった。

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大辞林 第三版の解説

やまびこがっこう【山びこ学校】

生活記録文集。無着成恭編。1951年(昭和26)刊。山形県山元村の中学生の、生活に密着した綴つづり方作品を編集したもの。戦後の教育実践に一方向を与えた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

山びこ学校
やまびこがっこう

中学生の生活記録集。無着成恭(むちゃくせいきょう)編。1951年(昭和26)青銅社刊(1956年『新版・定本山びこ学校』百合出版刊)。山形県山元村(現上山(かみのやま)市)山元中学校の学級文集『きかんしゃ』の作品を中心に編まれた実践記録文集で、学級全員43名の散文、詩、日記、版画などが収められている。日教組文集コンクールで文部大臣賞を受賞した江口江一の作文『母の死とその後』などが代表的。貧しい山村の実生活のなかで、子供たちが感じる疑問を率直に取り上げ、学級で話し合い、ときにはデータを調べて書いたもので、担任の無着成恭は「あとがき」で「私は社会科で求めているようなほんものの生活態度を発見させる一つの手がかりを綴方(つづりかた)に求めた」「貧乏を運命とあきらめる道徳にガンと反抗して、貧乏を乗り超えて行く道徳へと移りつつある勢いに圧倒され」たと述べている。綴方を書くことによって自分たちの貧しい生活や現実社会に対する鋭い洞察力と論理的な思考力を養い、豊かな村づくりを目ざして率直に自分の考えを述べ合う子供たちを育て上げたところに、綴方教育を超えた人間教育があったと評価され大きな反響をよんだ。生徒の一人佐藤藤三郎(とうざぶろう)(1935― )は農業問題評論家、地域のリーダーとして活躍。[西田良子]
『『山びこ学校――山形県山元中学校の生活記録』増補改訂版(1987・百合出版) ▽『山びこ学校』(角川文庫・岩波文庫)』

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世界大百科事典内の山びこ学校の言及

【社会科教育】より

…高校では,その後63年から〈倫理・社会〉,82年からは〈現代社会〉,中学校では1969年の学習指導要領改訂で〈公民〉がそれぞれ科目として登場した。 一方,学習指導要領にしたがう社会科を批判する研究・実践は1950年代からさかんとなり,中学生の詩文集《山びこ学校》(1951)も,本来の社会科教育をめざしてつづり方を活用した指導の成果である。このように社会科をめぐる見解はわかれており,それによって実践も多様である。…

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