岩菅山(読み)いわすげやま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

岩菅山
いわすげやま

「いわすごやま」ともいう。長野県北東部,志賀高原の北東方にある山。標高 2295m。北へ裏岩菅山烏帽子岳笠法師山と続いて山塊を形成している。ひん岩を基盤にした安山岩から成る火山で,浸食が進んでいる。山腹トウヒコメツガなどの原生林山頂は高山植物帯。山頂には岩菅神社があり眺望にすぐれる。ふもと一帯を奥志賀と呼び,スキー場など観光開発が進んでいる。上信越高原国立公園に属する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディアの解説

岩菅山【いわすげやま】

長野県北東部にあり,輝石安山岩と凝灰岩からなる開析された火山。標高2295m。〈いわすごやま〉とも。中津川の支流魚野川と雑魚(ざこ)川で限られ,北の裏岩菅山,烏帽子岳に続く。モミ,ツガにおおわれ,山頂からの展望にすぐれる。上信越高原国立公園に属し,登山口は志賀高原の発哺(ほっぽ)温泉。
→関連項目志賀高原

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

いわすげやま【岩菅山】

〈いわすごやま〉ともよみ,岩寥(いわすご)山,赤禿(あかはげ)山ともいう。長野県北東部,下高井郡山ノ内町志賀高原の北東部にある山。標高2295m。北東方向へ裏岩菅山(2329m),烏帽子岳(2230m),笠法師山(1919m)など一連の火山列をなす。これらの山塊は,第三紀中新世~鮮新世に噴出した古い火山で,おもに複輝石安山岩より成る。山頂部は厚い溶岩におおわれ,標高2000m付近には柱状節理が発達して断崖をなす。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

日本の地名がわかる事典の解説

〔長野県〕岩菅山(いわすげやま)


長野県北東部、志賀(しが)高原北部にある火山。標高2295m。北方の裏(うら)岩菅山・烏帽子(えぼし)岳などと一列の山塊をなす。魚野(うおの)川・雑魚(ざっこ)川の水源をなす山腹にはシラビソ・トウヒなどの原生林が繁茂。西麓(せいろく)の志賀高原・奥志賀にはスキー場が数多く点在。上信越(じょうしんえつ)高原国立高原に属する。「いわすごやま」とも読む。

〔長野県〕岩菅山(いわすごやま)


岩菅山(いわすげやま)

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

岩菅山
いわすげやま

長野県北東部の志賀(しが)高原にある山。「いわすごやま」ともいう。地質は第三紀に噴出した安山岩の古い火山で、侵食が進んでいる。山頂は岩菅山(2295メートル)と裏岩菅山に分かれ、最高点は裏岩菅山の2341メートルで、志賀高原一帯の最高峰をなす。昔は岩巣護(いわすご)山とよばれたが、これは江戸幕府直属の巣鷹山(すだかやま)として保護されていたことに由来する。山腹はブナ、トウヒ、コメツガなどに覆われているが、2000メートル前後にはコマクサ、ガンコウラン、ツガザクラなどの高山植物がみられる。稜線(りょうせん)から東側の国有林部分は、ワタスゲ、ヒオウギアヤメ、ハクサンチドリなどの湿性植物群落特別保護地区になっている。登山は志賀高原の玄関口湯田中(ゆだなか)から東館山(ひがしたてやま)(バス、リフトを利用)を経て、徒歩3時間。[小林寛義]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

新華社

中華人民共和国の国営通信社。新華通訊社が正式名称。 1931年延安で創立され,48年北京に移り,現在は政府国務院新聞総署の管轄下にある。特に文化大革命以後は重要度が高まり,党と政府の発表はここを通じて...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android