日本歴史地名大系 「峨嵋山」の解説
峨嵋山
がびさん
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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…第2次大戦後一時衰退したが,海軍工廠跡地に武田薬品,新日本製鉄などの工場が進出し,大規模な住宅団地ができた。室積半島は瀬戸内海国立公園に含まれ,領家変成岩からなる峨嵋(がび)山(117m)は樹林(天)も美しい。同山北麓にある古刹普賢寺は海中より引き揚げられたという普賢菩薩を安置し,初夏の普賢祭は著名。…
…宋代以後,禅宗を除いて,仏教は一般に衰退したのに,観音信仰だけはあらゆる階層に浸透流行し,一般民衆の生活と深い関連をもったのである。観音の霊場として最も崇信されたのは,浙江省舟山列島の普陀山で,文殊をまつる山西省の五台山,普賢をまつる四川省の峨嵋山とともに,天下の三大仏教道場とされた。とくに海上商人や漁師の信仰をうけたこの普陀山の開基は,日本の入唐僧の慧萼と伝えられている。…
…中国山西省にある山脈の主峰五山を指す。《華厳経》の受持にともない,5世紀ころから文殊菩薩の住む清涼山にあたると信ぜられ,普賢菩薩の峨嵋山,観音の補陀落山とともに中国三大仏教聖地の一つとなった。浄土教の曇鸞(どんらん)がここに遊び聖跡に感じて出家した話は有名であるが,大塔院寺等いわゆる台中百ヶ寺の基礎が置かれたのも,このころである。…
…北部の岷山は崑崙山脈の東支脈にあたり,岷江と嘉陵江の発源地で,北は黄土高原に連なり,南は湿地帯のひろがる松潘(しようはん)草地となる。高原部と四川盆地との境には峨嵋山があり,標高3099m,山中には70余の寺院があり,五台山,天台山などとならび中国仏教の聖地とされている。また,四川ではもっとも降水量が多く年間2000mmをこす。…
…聖地や霊場を順に参拝して信仰を深め,心身のよみがえりと新生の体験また利益(りやく)を得るための宗教行為。参拝場所は宗教の発祥地,本山の所在地,聖者や聖人の居住地や墓,奇跡や霊験を伝える場所などであり,それらを順拝することを通して祈願の成就と贖罪(しよくざい)や滅罪の効果を期待する。巡礼の旅に出るときは,精進潔斎(しようじんけつさい)して禁欲を保ち,巡礼姿と呼ばれる特定の服装をする。しかし一般には,巡礼の往路は修行と受難のコースを象徴するのに対して,帰路は慰安と観光の旅に移行する場合が多い。…
※「峨嵋山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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