帝国改革(読み)ていこくかいかく(英語表記)Reichsreform

世界大百科事典 第2版の解説

ていこくかいかく【帝国改革 Reichsreform】

15世紀末から16世紀初めにかけて試みられた神聖ローマ帝国体制をめぐる改革をいう。 神聖ローマ帝国は15世紀末に実質的にはほぼドイツだけを支配する国家にほかならず,自立性を強めてゆく領邦権力の前で皇帝はかつてもっていた権限を失い,皇帝と帝国とが分離しつつある状態であった。このような状況のなかで帝国がかつてカール大帝ザリエル朝のもとでもっていた権威回復を標榜する帝国改革案が数多く出されていくが,それらは執筆者が属する諸身分の立場をあらわに示した改革案にすぎなかった。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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