コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

常栄寺 じょうえいじ

大辞林 第三版の解説

じょうえいじ【常栄寺】

山口市宮野下にある臨済宗東福寺派の寺。山号、香山。開基は毛利元就、開山は笠雲恵心。寺宝に、雪舟禅師像があり、庭園は雪舟の作という。雪舟寺。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

常栄寺
じょうえいじ

山口市宮野下にある臨済(りんざい)宗東福寺派の寺。香山と号する。常栄廣利禅寺ともいい、俗に「雪舟寺(せっしゅうじ)」といわれる。本尊は千手観音菩薩(せんじゅかんのんぼさつ)。1563年(永禄6)に没した毛利隆元(たかもと)の菩提(ぼだい)を弔うため、安芸国(あきのくに)吉田(広島県安芸高田(たかた)市吉田町)に竺雲恵心(じくうんえしん)を開山として建立したのに始まる。現在地にはもと大内政弘(まさひろ)が母の菩提を弔うため建立した妙喜寺(のち妙寿寺、興国寺と改名)があった。安芸の常栄寺は正親町(おおぎまち)天皇の勅願寺となっていたが、毛利氏が防長2州に移封となるとともに、当寺も山口に移転、上宇野令(かみうのりょう)(山口市)にあった香山国清寺とあわせ、香山常栄寺と号した。1863年(文久3)寺号を潮音寺(ちょうおんじ)とし、寺地を上宇野令から現在地(興国寺内)に移転。1888年(明治21)に常栄寺の寺号に復した。本堂の北にある庭園は国指定史跡・名勝で、大内政弘が別荘を建て、雪舟に作庭させたものと伝える。三方を丘に囲まれた回遊式の林泉が広がっており、心字池や仮山など、室町時代の代表的な禅宗流庭園様式として知られる。[菅沼 晃]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

常栄寺の関連キーワード山口(市)常栄寺庭園諦洲至信毛利元就性堂慧果妙一尼桟敷尼山口市山口雪舟

今日のキーワード

だまし面接

企業が面談や懇談会と称して就職活動中の学生を呼び出し、実質的には学生を選考する偽装面接のこと。2016年卒業の大学生に対する選考活動の開始時期を、従来の4月1日から8月1日以降へと後ろ倒しする主旨の「...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

常栄寺の関連情報