度難(読み)どしがたい

精選版 日本国語大辞典 「度難」の意味・読み・例文・類語

どし‐がた・い【度難】

〘形口〙 どしがた・し 〘形ク〙 済度(さいど)しがたい。救いがたい。また、わからずやでどうしようもない。
※妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)一「千万億劫におきて、ほとけ名字をきかす。また、正法をきかす。かくのごときのひとは、度(ト)(〈注〉ワタシ)しかたし」
田園の憂鬱(1919)〈佐藤春夫〉「この度し難い女に業を煮やした」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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