持て余す(読み)モテアマス

デジタル大辞泉 「持て余す」の意味・読み・例文・類語

もて‐あま・す【持て余す】

[動サ五(四)]取り扱い方や処置に困る。もちあつかう。「むずかる子を―・す」「暇で時間を―・す」「長い手足を―・す」
[類語]所在無い退屈手持ち無沙汰てこずる苦労困る弱る参るきゅうするこうずる苦しむ困り果てる困りきる困りぬく困却する往生おうじょうする難儀する難渋なんじゅうする閉口する困惑する当惑する途方に暮れる手を焼く手に余る手に負えない手が付けられない手が掛かる世話が焼ける始末に負えない始末が悪い・どうにもならない・如何ともしがたい・度し難い徒然つれづれ徒然とぜん無聊ぶりょうひま手透き手明き用無し閑散開店休業寂寥せきりょう寂寞せきばく寂しい

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精選版 日本国語大辞典 「持て余す」の意味・読み・例文・類語

もて‐あま・す【持余】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 取扱いに悩む。処置に困る。手にあます。もちあます。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「我物ながら、さりとてはもてあまし迷惑なる折りふし」(出典:浮世草子・男色大鑑(1687)八)

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